アメリカのレストラン「アリスウォーター」がレストラン
『シェ・パニーズ』で提唱した地産地消の考え方は、
今やアメリカ中のレストランに広がっています。
シェフたちは地元産の優れた食材の発掘と活用に力をいれていますが、
そんな中、これまで見過ごされていた“野草”をとってレストランに
提供する仕事が注目されています。
その一人が日系アメリカ人の「タマ・マツオカ」さんという女性。
もともとは弁護士をしていましたが、アレルギーで悩む娘のために野草へ
興味を持ち、野菜を集め始め、フレンチレストランに渡したところ
シェフが使いだしました。
化学肥料や農薬に触れずに育った食材の自然な風味はおいしい料理に
欠かせないそうです。
和食で山菜や野草を使うのと同じ感覚なのかもしれません。

◆スローな休日　（４０）

函館市「レストラン　ナナ・パパ」

道南の食材を中心に素材のおいしさに少し手を加えた気取らない洋食で
話題を集めています。
ランチで大人気の「彩り野菜の菜園カレー」は、
生、素揚げ、ボイル、ソテーと調理法を変えた味と食感の野菜を
組み合わせています。
カレールーの上にライス、そして、ナスやピーマン、ズッキーニ、
トマト、パプリカ、ニンジンなど色とりどりの野菜が様々な調理法に
より盛り付けられていて
まさに野菜畑のような楽しさがあります。