AIR-G' FM北海道
MIKAKO's ウイークリー~林美香子
2009年11月29日  0:00
“洋風鍋であたたまろう”&MIKAKOのお菓子箱(57)
今シーズン、我が家では「トマト鍋」に凝っています。
トマト鍋用の調味料も売っていますが、トマトの水煮缶があれば
簡単に作れます。

鍋にオリーブオイルを入れて熱し、ニンニクと細切りベーコンをいため、
香りが出てきてらトマトの水煮缶1つと水1カップを入れてスープの素を
加えて熱します。肉やエビ、ホタテ、玉ねぎ、にんじん、キノコなど
何でも入れてよく煮込んで出来上がり。おいしいんです!!

トマト鍋はチーズも良く合います。小揚げを巾着にしてとろけるタイプの
チーズを入れて煮込むと良い味。
巾着の口を止めるときつま楊枝ではなくスパゲティを5センチほどに
折って使うとイタリア風でおしゃれです。
トマト鍋の最後はご飯を入れてリゾットも良いですが、
私はパスタがお勧め。
マカロニやスパゲティなどなんでもOKですが、中でもカッペリーニなど
ゆで時間の少ないものが焦げずにおいしくできます。
なければ、ソーメンでもよいですね。
いろいろな材料でトマト鍋を楽しんでください。
バジルを忘れずに加えて下さいね。

◆MIKAKOのお菓子箱 (57)◆

●真鳥餅店の「かんころ餅」(五島市)
長崎県五島列島の伝統ある冬の味覚「かんころもち」。
ルーツは船の上で食べた保存食で、昔から各家庭で作られていたものです。
原料の干しイモ=ゆでかんころは厳選したサツマイモを10月後半から
12月にかけて茹で、寒風にさらして作ります。これをお湯でやわらかく
してもち米と練り合わせて羊羹のような形にして作ります。
1~2センチに切り分けて焼くと、外はこんがり中はふわっとなって
味わいが増します。

★真鳥餅店の「かんころ餅」 
長崎県五島市三尾野1丁目1-8
HPあり

2009年11月22日  0:00
“東京でも農的暮らし”&MIKAKOのお菓子箱(56)
先日手にした、地下鉄の東京メトロニュース11月号は
「“畑”のあじわい」がテーマで、野菜レストランが紹介されていました。
例えば、東京近郊でとれた有機栽培の野菜を中心にした「八百屋カフェ」
「農家の台所」など、ネーミングも楽しいお店が紹介されています。
また、表参道ではビルの屋上にレンタル菜園ができて人気だそうです。
出勤前や仕事帰りに気軽に農作業をしていく人が多いそうです。
先日、練馬区で市民農園をしている「白石農園」に行ってきましたが、
こちらも年々応募が増えている…と驚いていました。
この農園は、農家の指導を受けながら農作業をするシステムで、
「練馬方式」とも呼ばれています。
いきなり都会の人が野菜作りをしてもすぐにはうまくいかないもの。
指導を受けながら…というのは、心強いですよね。
白石農園のそばには「La・毛利」というおいしいイタリアンレストランも
ありますが、ここのシェフは、市民農園に通っていたのがきっかけでここで
お店をするようになったそうですよ。
東京でも、地元でとれたおいしい野菜を食べたい、食べさせたいという人が
増えているんですね。


◆MIKAKOのお菓子箱 (56)◆

●佐和家の「からすみ」(中津川市)
カラスミと言えば、ボラの卵を使った海の珍味ですが、この「からすみ」は
米の粉を練って蒸した、棒状のお菓子。
かつて山国である中津川では、カラスミを桃の節句の縁起物として珍重して
いました。
しかし、入手が難しく、各家庭では米の粉と黒砂糖でその代用品を
作っていたそうです。これをもとに、クルミやヨモギ、栗など季節の様々な
素材を混ぜ込んでつくっています。

★佐和家の「からすみ」 
岐阜県中津川市太田町2-5-30

2009年11月15日  0:00
“中標津町に行ってきました”&MIKAKOのお菓子箱(55)
先日、中標津町の養老牛温泉に行ってきました。
私が泊ったのは「湯宿だいいち」というところ。
何度か行っているのですが、行くたびに良くなっているのが嬉しい宿で、
今回は久しぶりに訪れると、ロビーに大きな囲炉裏ができて
一段と素敵になっていました。
シマフクロウなど野鳥がたくさん来ることもあって、野鳥ファンのお客様も
多いそうです。
丸太をくりぬいた露天風呂など野趣あふれる温泉も魅力!
お料理も人気を集めていて、夕食のお刺身が、川魚あるいはマグロを
選べたり、メインもお魚かお肉を選べます。
また、朝ごはんのバイキングがびっくりするほど豪華。
和風・洋風 50種類ものお料理が並び、何を食べようか悩んで
しまいます。
さらに、朝食後にはもちつき大会もあって大満足。
つきたてのお餅で作った大福もちをお土産にもらってきました。
大満足ついでにもう一つ!
だいいちで飲んだ「養老牛放牧牛乳」が、とってもおいしかった!
冬も屋外で放牧して育てている牛なんですって。
季節によって、微妙に味の変化もあるそうですよ。

◆MIKAKOのお菓子箱 (55)◆

●駒子もち億萬屋の「駒子もち」(湯沢町)
川端康成の名作「雪国」のヒロイン「駒子」の名前を付けた、
越後湯沢一番の人気のお菓子です。
求肥の中に粒あんを入れ、きな粉をまぶしたお菓子を、
地元の笹の葉で包んだもの。
やわらかい求肥の食感と、笹の香りが上品なお菓子です。
三角のかわいい形は、防寒着「かくまき」を着た時に襟もとにできる
三角形をイメージしたものです。

★駒子もち億萬屋 
新潟県南魚沼郡湯沢町大字湯沢354-10

2009年11月8日  0:00
“体を温める飲み物”&MIKAKOのお菓子箱(54)
「冷えは万病のもと」という言葉もありますが、この寒い季節には
意識的に体を温める工夫が大切ですね。
冷えを防いで、体を温めるお茶をいくつか紹介しましょう。
まず、紅茶は完全発酵のお茶で体を温める力が強いそうです。
漢方では、発酵が進んで赤色になるほど体を温める力が強いと
いわれていて、紅茶やプーアール茶がそれにあたります。
西洋医学の研究でも、紅茶が血液の循環を良くすることが分かっています。
また、カモミールやリンデンなどのハーブティーや黒豆などのお茶、
そば茶も良いそうですよ。
あたたかい紅茶やハーブティーを1日に800mlとると良いそうですが、
いっぺんに飲むのではなくて、少しずつ飲んでくださいね。

朝の目覚めに飲むことの多いコーヒーは、実は体を冷やす作用がある
ということで、春夏向きの飲み物だとか…。
これからの季節は、紅茶やハーブティーに変えてみても良いかも
しれませんね。

◆MIKAKOのお菓子箱 (54)◆

●亀甲やの「二十世紀」(鳥取市)
鳥取の名産「二十世紀ナシ」の薄切りをイメージした和菓子です。
大正11年にはじめて作られました。
なしの色の薄く透けるようなお菓子の真ん中に、芯に似せた
5つのタネのあとも付けられていて、見た目はまさになしの薄切り。
原材料は、水あめと寒天、砂糖。秘伝の製法で作られた独特の食感は、
飴菓子ともゼリー菓子とも呼ばれています。
上品なおいしさです。

★亀甲や 
鳥取県鳥取市片原2-116

2009年11月1日  0:00
“横浜中華街の朝粥”&MIKAKOのお菓子箱(53)
先日横浜に行ったとき、中華街でおいしい朝粥を食べてきました。
朝7時から営業している「中国料理 龍仙(リュセン) 馬(マー)さんの店 」
横浜中華街で朝粥を食べられるのはここだけで、雑誌やテレビにも
度々登場している有名なところです。朝から行列ができるほどの人気でした。
私が頼んだのは野菜たっぷりの「野菜粥」。
上海風のあっさりとした味付けの中華粥で、胡麻油も良い香り!
タケノコ、キノコ、ねぎ、ニンジン、ザーサイなどいろんな野菜が
たっぷり入って525円というの嬉しかったです。
他にも、マーボー粥、えび粥、ピータン粥、牛肉粥等など、様々な種類も
あって、中には「フカヒレ入り」という豪華なお粥も!
朝一番にここのお粥を食べると、「福来る」ともいわれている庶民的な
家庭料理のお店。
なじみのお客さんらしいグループは、朝からお粥の他に、ギョーザと
ビールなどを楽しんでいました。
消化が良いお粥…。今度は家でも中華粥を作ってみようかな。


◆MIKAKOのお菓子箱 (53)◆

●槌谷(つちや)の「柿羊羹」(大垣市)
半分に割った竹に流し込まれたすきとおるような橙色の柿羊羹。
見た目も美しく、果物の風味が生かされています。
江戸時代 1838年に初めて作ったのが美濃の国の老舗中の老舗「槌谷」。
柿そのものは渋柿ですが、干し柿にすると甘みやうまみが引き出され、
つぶして羊羹にすることで芳醇なおいしさが生まれます。
明治に入ってから、竹の研究家のアイデアで今のような形になったそうです。

★槌谷 
岐阜県大垣市俵町39
HPあり

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プロフィール
林 美香子
林 美香子
4月12日生まれ 牡羊座 B型 札幌市出身

北海道「スローフード&フェアトレード研究会」の代表、農林水産省「食と農の応援団」メンバーも勤めてます。
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