温泉にゆっくりと滞在する｢湯治｣が、
現代の生活様式にマッチしたヘルスツーリズムとしてよみがえろうと
しています。
ヘルスツーリズムは、ドイツをお手本にウォーキングを組み合わせ、
病気の緩和や予防につなげようというものです。
野山をウォーキングした後、温泉に入り疲れた体をお湯で温めて
血行を良くし、再びウォーキングを繰り返して健康を増進していく方法。
こうすることで、体脂肪率が下がったり、血圧やコレステロールが
下がる効果も医学的に確認されています。
全国各地でヘルスツーリズムへの取り組みが始まっていますが、
北海道では別海町で熱心に行なわれています。
皆さんも温泉にお出かけの時には、少しだけヘルスツーリズムを
意識してみると良いかもしれませんね。


◆スローな休日　（１３）

網走市　ファームイン「アンマの里」

永田さんご夫婦が旅行で訪れた北海道にほれ込み、30年以上前にはじめた
農家民宿。
ジャガイモやそばを栽培する農家をしながら、ファームインとして多くの
旅人を受け入れています。
ここで体験できる乗馬、羊の毛刈り、野菜やベリーの収穫、スノーシュー
などのアクティビティは、永田さん夫妻の暮らしの延長上にあるものばかり。
暮らしの豊かさをじっくり感じることができます。

これからの季節、ジンジャーティー（しょうが紅茶）を飲む方も多いと
思います。
体が温まって風邪気味の時にも良いですよね。
しょうがをその都度おろしたり切ったりして入れることが多いですが、
ジンジャーシロップをつくっておくととっても便利です。
つくり方もとっても簡単。
材料は、砂糖　１５０g、水　５００cc、しょうが　１００gを薄切りに。
砂糖と水をお鍋に入れて火にかけ、数分煮立てて、砂糖をしっかり
溶かします。
しょうがを入れて火を止めます。粗熱が取れたら保存瓶に詰め、
冷蔵庫で保存します。一か月位は大丈夫ですよ。
お湯で割ったり、紅茶に入れたり、ヨーグルトに混ぜてもおいしい。
もっと簡単なのは、ジンジャーのはちみつ漬け。こちらもおススメです。
しょうがの薄切りにハチミツをかけておくだけ。
簡単なジンジャーシロップ、是非活用してみて下さいね。

◆スローな休日　（１２）

札幌市　「CAFE BLANC（ｶﾌｪ ﾌﾞﾗﾝ）」

店名の「BLANC」はフランス語で「白」の意味。
その名前の通り、建物の外壁も内装も全て白で統一されています。
パリ郊外にある白い建物の小さなカフェを訪れ、その居心地の良さに
感動したオーナーが「同じようなイメージで」と誕生したカフェ。
　築数十年の古民家をスタッフ総出で白くペンキで塗り直したそうです。
明るい店内でコーヒーやケーキ、サンドイッチを楽しんで下さい。

農業や食育の視察でイタリアに行ってきました。
スローフードの本部がある町「ブラ」やトリノ、フィレンツェでマルシェ
などもみてきました。
イタリアで大きな話題を集めている食育フードマーケット「イータリー」
など色々と回ってきましたが、
イタリアでは古くからあるマルシェの他に、フードマイレージゼロや
流通の短縮を掲げた新しいファーマーズマーケットが各地に増えています。
トリノではヨーロッパ最大の「トリノ公設市場」を見てきましたが、
その規模の大きさと賑わいにビックリ。
地元の農家のマルシェをはじめ、お肉、チーズ、ワインなど
ありとあらゆる食べ物、また日用品も販売しています。
トリノは90年代後半から、それまで手付かずだった食文化遺産が
注目され観光資源として力を入れ始めています。
小学生が社会勉強でマルシェに来たりするそうです。
トリノ近郊のまちで毎年1回開催される「ペペローネ祭」にも
行ってきました。ペペローネとは、イタリア語でパプリカのこと。
パプリカのマルシェのほかに、パプリカ料理の屋台が並び
夜遅くまで賑わいます。
なんと毎年25万人も集まるそうですよ。


◆スローな休日（１１）

訓子府町 「エルミタージュ 紀の里」

自家栽培の野菜をたっぷり使った洋食の店として2001年に
オープンしました。
農薬や化学肥料に頼らないで育てた野菜やハーブ、じゃが芋や
ベリーなどを使ったカラフルな食卓。
大地と太陽、そして作物が本来持っているエネルギーを出来るだけ
引き出し作り手はそこに少し手を加えるだけ。
パスタセットなど地元のお客様に人気です。

先日、北大農学部の前庭で行われた北大マルシェに行ってきました。
おいしいものをいろいろと買ったり食べたりしてきました。
中でも気に入ったのが「十勝ボロネーゼ」。
十勝の小麦で作ったパスタに十勝の和牛が入ったボロネーゼソース、
そしてトッピングに十勝産マッシュルームの「とかちマッシュ」と
たくさんのお豆。
十勝のものがいっぱい詰まったパスタで、とてもおいしかったです。

様々なところでいろいろなマルシェが行われていますが、
9月7日（土）、8日（日）の2日間、札幌市南2条西6丁目の「EDiT 」で
行われるのが、「いのちをつなぐチャリティマルシェ」。
農家は農産物を、パン工房はパンを、シェフは調理技術を…と、
みんながそれぞれ自分にできることを持ち寄ることで実現しています。
東北の物産・特産品の販売もあります。
おいしいものを買ったり、食べたりして楽しむだけで自然と東日本大震災の
チャリティーにつながる仕組みです。
時間は午前11時～午後7時まで。足を運んでみて下さい。

◆スローな休日　（１０）

えりも町「短角王国　高橋牧場　守人（まぶりっと）」

潮風が運ぶミネラルをたっぷりと含んでいる牧草で育つ短角牛は、
上質な赤身のおいしさが特徴。
ファームレストラン守人は、ファームインと直売所も兼ねています。
人気メニューのひとつ「牛つぶ丼セット」は、短角牛とツブを醤油ダレで
味付けしたもの。えりもの海と大地の幸を同時に楽しむことができます。