2012年本屋大賞に輝き30万部突破という三浦しをんの｢舟を編む｣を
読みました。
以前から読みたい…と思っていたところ、家族が買ってきたので
まわし読みで楽しみました。
本当に面白い!素晴らしい物語。
｢国語辞典｣の編集をテーマにした人間ドラマなんですが、
ラブストーリーもあり笑いもあり、一気に読みました。
国語辞典づくりの苦労のエピソードなど、丹念に取材したのでしょう。
主役の馬締光也の変人ぶり、そして辞書にかける情熱に惹かれます。
奥さんになる香具矢さん、同僚の西岡など登場人物も魅力的。
10数年かけて辞書が完成するシーンでは読みながら思わず涙がこぼれました。
言葉をテーマにした小説ですが、言葉遊びというかダジャレのような
楽しい文章や掛け合い漫才のような笑えるシーンもたくさん登場します。
すでに映画化も決まっていて、主役は松田龍平さんと宮崎あおいさん。
こちらもヒットしそうですね。
作者の三浦しをんさんが日本語を深く愛しているんだな～と感じる
｢舟を編む｣。
光文社から発売になっています。

◆チーズを探して　（21）

別海町｢べつかい乳業興社｣

「べつかいのチーズ屋さん｣の名前で販売されているチーズは
さけるチーズ、カチョカバロ、ゴーダの３種類。
一番売れているさけるチーズは、手軽さ、食べやすさ、また、
さく感覚の面白さからおやつとしても人気があります。
べつかい乳業興社は、立ち上げのときから地元重視の体制で
今も地元消費が売り上げの６割を占めているそうです。

８月２４，２５日(金・土)の２日間、北海道大学農学部前で
北大マルシェが開かれます。
北海道の農業と食について、食べて学ぼうというイベントで、
今年で３年目になります。
野菜の値段を売り手と買い手で考える「値段のないマルシェ」など
新企画もあります。
北大、酪農学園大、帯広畜産大の大学院生などでつくる実行委員会が主催。
テント販売は去年より多い４２店で、全道の農家などが参加、
高齢の石窯ピザもあります。
入場は無料。
両日とも午前１０時～午後４時までの開催です。

◆チーズを探して　（２０）

別海町｢河崎牧場　チーズ工房｣

河崎弘子さんがつくるチーズはゴーダなど黄色みが強い仕上がり。
これは昼夜放牧をしていて、牛たちが科露天いっぱいの草を
食べているからだそうです。
チーズの食べ方を説明した小さなカードが添えられた手作り感あふれる
チーズです。

美幌にあるオホーツクテロワールの店に行ってきました。
テロワールというのは、フランス語で
自然や景観、歴史、文化などの地域の個性を表すことば。
ラテン語の「土地」という言葉から生まれています。
このテロワールの観点から、オホーツクの個性を生かした
地域活性化を目指そうというのがオホーツクテロワールで
一般社団法人として様々な活動をしています。
オホーツクでとれたものを町内の商店で売ろうという試みが
オホーツクマルシェ。そしてその延長上にあるのが
コープさっぽろ美幌店の中にできたオホーツクテロワールの店です。
オホーツクの木をインテリアに上手に使ったお店でオホーツクで
つくられた食品がいろいろ販売されています。
Ｔ－１グランプリでグランプリに選ばれた「ガツンと辛い山わさび粕漬け」
もここで販売されていますよ。
スーパーの中のコーナーですが、観光客の皆さんにもぜひ足を運んで
欲しい楽しいお店です。


◆チーズを探して　（１９）

浜中町「おおともチーズ工房」

ご両親が経営する大友牧場では健康な牛を育てようと
ミネラルバランスを改良した牧草地で、夏の間昼も夜も
放牧に取り組んでいます。
その搾りたての牛乳を原料に手作りするチーズは、熟成タイプから
フレッシュタイプまで多種多様。中でも人気の「レクタン」は
クセがなく、ヨーグルトのような軽い酸味が特徴です。
また、牛が若草を食べる時期の牛乳でつくる「ミルドー」も
秋から冬にかけての販売開始から2カ月ほどで売り切れてしまう人気です。

北海道フードコンプレックス特区など、北海道の農作物をもっと上手に
売っていこうという努力が続いていますね。

農都共生研究会では8月25日(土)午後3時半～　
札幌市中央区南2条西6丁目のＥＤit(ｴﾃﾞｨｯﾄ)で
｢売れる仕掛け｣をテーマにしたフォーラムを開催します。

北海道物産展の仕掛け人として有名なカリスマバイヤー　内田勝規さんを
招いての講演｢売れる仕掛け｣のあとには、町村農場のまち村さんも加わって
｢首都圏での販売｣というパネルトークも行ないます。
終了後には交流会(有料)もあります。

また、会場入り口では午前10時～午後3時半まで、由仁町の
まるほり野菜園のマルシェも開催予定です。
詳しくは農都共生研究会のHPをご覧ください。

農都共生研究会HP　→　www.noutokyousei.jp/

◆チーズを探して　（１８）

厚岸町「厚岸チーズ工房　なんくる」

石澤由紀子さんが酪農仲間と立ち上げたチーズ工房。
こだわりは放牧牛のミルクで、セミハードタイプの｢かすみ｣
ハードタイプの「うみぎり」は青草の季節の牛乳で作っています。
木造の可愛らしい工房です。