アメリカで最近人気のドリンク「ハードサイダー」。
これは、ジュースではなく、リンゴのお酒「シードル」です。
売り上げがこの6年ほどで10倍にまで急上昇している人気ぶりだそう。
特にリンゴの名産地ニューヨーク州では、2011年から毎年秋に
「サイダーウィーク」を開催して消費者にアピールしています。
アルコール度が低めで、苦みがなくさっぱりとした味わい、
又シャンパンに似た口当たりからいろいろな料理に合わせやすいのも
魅力です。マンハッタンにはこの5月に専門のバーもオープン。
北海道でも、余市、増毛、深川などでリンゴ酒・シードルの
生産が行われています。
シードル祭りなどで消費者にアピールすると人気が広がっていくかも
しれませんね。

スローな休日　～チーズ工房 編～（１２９）

中札内村　「十勝野フロマージュ」

カマンベールチーズのおいしさに定評がありJAL国際線の
機内食にも選ばれています。
ハート形のカマンベール、みそ漬けカマンベールなど
種類も豊富。
工房に併設されたショップのアイスクリーム「カマンベールソフト」
は大人向きの味わいで人気があります。
今後はセミハードタイプにも力を入れ、その第1弾として
ラクレットが発売されます。
十勝の馬鈴薯とチーズを組み合わせた「十勝アリゴ」は、
電子レンジであたためて、そのままチーズとポテトのコラボを味わえます。

大掃除の季節。体や心のお掃除も必要な時期です。
体の中でも重要なのは腸をすっきりさせること。
腸の掃除に大切な3つの成分は「乳酸菌」「食物繊維」「オイル」。
この3つの成分が入った常備菜をつくっておくといいですよ。
その一つは「アボカドヨーグルト」。
アボカド1個を角切りにしてレモン果汁をすこしかけておきます。
ヨーグルト200ｇに塩少々、オリーブオイル大さじ１を入れて
アボカドを合わせて出来上がり。
「切干大根オイル」は切干大根を水で戻して、食べやすい大きさに
切り、オリーブオイルを加えて混ぜるだけ。しゅうゆをかけて
そのまま食べたり、炒めものに加えたり…。
こうした常備菜を作っておいて、毎日大さじ1ずつとると
良いそうですよ。

忙しくてイライラしがちな年末は、心の掃除も大切。
本来人は眠っている間に感情を処理して不要な記憶を掃除している
そうですが、睡眠不足というひとにおすすめなのが
ノートにいろいろ書くこと。
まずは何があったか、ネガティブな感情をそのまま書きだし、
そのあとプラスの面はないか置き換えてみる。他の人の立場で
考えてみることが大切です。
又、1日1個良かったこと、嬉しかったことを書くと、
心の元気な状態をキープするのにいいそうです。
書くのが苦手、面倒くさいという人は、やっぱり家の掃除で
ひたすら体を動かして集中するとよいそうですよ。

スローな休日　～チーズ工房 編～（１２８）

清水町「十勝千年の森　ランランファーム」

全国でも珍しいヤギのチーズで高い評価を得ています。
150頭のヤギを飼育し、そのミルクで濃厚なシェーブルチーズを
製造しています。
ヤギにできるだけストレスを与えないために、冬の間は
搾乳は休止し、ヤギ乳の少なくなる時期には牛乳8割、ヤギ乳2割で作る
セミハードタイプの「トゥレプ」、冬の間は牛乳だけで作る「はおぴ」
などのチーズも製造しています。

北海道農業ジャーナリストの会　監修の本
｢北海道の守り方｣が発売になりました。
様々な分野の研究者が執筆していますが、北海道新聞編集委員
久田 徳二 さんは、｢新時代に向けた10の戦略｣」として、
次のことを提案しています。
・安全安心で高品質なものをつくる
・北海道の｢自給・自立｣をかかげる
・北海道の食は安売りしない
・北海道のファンクラブを設立する
…など。
農業者と消費者が力を合わせて北海道の農業を守っていくことが大切
だなと感じます。
興味のある方は是非読んでみて下さい。

｢北海道の守り方｣　久保徳二 編著　北海道農業ジャーナリストの会 監修
寿郎社　1,512円 （税込）

スローな休日　～チーズ工房 編～（１２７）

新得町「共働学舎新得農場」

北海道のチーズ工房の中でも老舗のひとつ。
代表の宮嶋 望さんは、アメリカのウィスコンシン州立大学で
発酵学を学んだあと新得町で酪農の傍らチーズ作りを始めました。
風土にあったチーズを追求し、ソフトタイプからハードタイプまで
幅広いチーズを作り、国内外の賞を数多く受賞しています。
桜の風味を生かした「サクラ」、笹の粉末を混ぜた塩を使って
クマザサの葉でくるんだ「笹ゆき」など、
ネーミング、パッケージも素敵です。