先日、富良野・美瑛方面に出かけた時のこと。
山々にはまだ雪がたくさん残っていました。
その残雪が山肌に描き出す模様は、
自然のアートですよね。
春から夏にかけての雪解けの時期に、山の斜面に
人や動物などの模様のように描き出る残雪を「雪形」といいますが、
この『雪形』を写真にとってさらに名前をつけて応募する
『雪形フォトコンテスト』が６月末まで行われています。
テーマは『北海道で見つけた雪形』。
あなたの住んでいる町から見える山々にも
何かの形に見える「雪形」はありませんか？
写真を撮り、思いおもいのタイトルをつけて応募してみてください。
去年の最優秀賞は「北鎮岳の白鳥・千鳥の雪渓」。
雛鳥が親鳥にえさをねだっているかのような、２羽の鳥の姿が
浮かび上がっています。
他にも正統派からユニークな視点で見つけられた作品まで
去年はたくさん寄せられたようです。
「雪形」って、気にしてみると実に面白いもの。
なんと「国際雪形研究会」なるものがあるくらいで、
「良い雪形（？）」を見つけては自慢し合うだけでなく、
科学的視点からの研究をはじめ、あらゆる視点から
雪形を見直してみようと、『雪形ウォッチング』や
伝承の雪形発掘と記録、各学会での研究発表、
講演などの活動をしているそうです。
「雪形フォトコンテスト」に興味があるあなたは、
シーニックバイウェイ北海道のホームページから
チェックしてみてください。