全国のおいしいお菓子が１０００種類以上も登場する本が出ました。岸朝子さん監修の「全国五つ星の手みやげ」です。８１６ページ、厚さが４センチもあります。
伝統・味。知名度などから厳選したというお菓子が４７都道府県別にオールカラーで丁寧に紹介されています。なんと表紙は、「マルセイバターサンド」！
北海道のお菓子も有名なお菓子から地元に愛されているお菓子まで選ばれています。歴史やエピソードなど、読み応えのある内容。
お菓子屋さんにとっては、アイデアの宝庫、参考書にもなりそうな一冊です。白餡にのりが入った江の島土産の「のり羊羹」。中が空洞になっている珍しい長崎のお菓子「一口香（いっこうこう）」など、お菓子の可能性を感じるものもたくさんあります。
この本を読みながら、そういえば昔私もこんな本が出したかったことがあったなあ…と思いだしました。お菓子が大好きいな私は学生時代から、社会人になった初めのころまで、お菓子の包装紙や説明書きをスクラップしていて、１０冊くらいにもなっていたんです。
あらためて“お菓子大好きな自分”に気づかされる１冊でもありました。

●岸　朝子監修　「全国五つ星の手みやげ」
東京書籍　２，９４０円