2004年1月17日 17:00
鴉、地蔵?(1)
突然、自分の中の何かが動き出す瞬間って言うのを久々に感じた!
いや、もしかしたら、こんなに突き動かされたのは初めてなのかも知れない。
番組でも少し触れたけれど、カラスは昨年の暮れ
とても大切 にしたい出会いがあったのね。
「柿沼忍昭」さんと言う和尚との出会い。
友人に誘われるまま、精進料理のお店にランチしに出かけた。
すると、そこに飾られていた墨の一筆書きのようなアートが
すぐに目に飛び込んで来て、妙に惹かれて、吸い込まれるような感じ。
そして、案内されるがまま2階へ。
私達が室内に入った直後、
「申し訳ありませんが、掛け軸を取り付けさせて頂いても
よろしいでしょうか?」と店主らしき方がお伺いにいらして、
「どうぞどうぞ」なんてお答えしたら、
ダウンベストにGパン姿で脚立を持った男性がいて、
チョット小ぶりの掛け軸を取り付けたのよ。
そこに現れたのは、
カラスが気になっていたヒュルヒュルって墨で描かれたアー ト!
さらに店主らしき方が
「和尚が描かれた作品なんですよ」って言うじゃないですか?!
お。お。和尚?この人が~?
取り付け業者の方と思っていた方がまさにその作者だったって訳。
コートを脱ぐ事も忘れ、取り付かれた様にその掛け軸の前に
立ち尽くしていたカラスは何の躊躇も無く、、
「和尚、私に書を教えて下さい」と口走っていたのね。
その時、カラスは和尚の文字も見た事もなければ、
彼が何者なのかも全く知らないまま、、、。
もちろん和尚も私が何者かなど知る由も無く、なのになのに、
つぎの瞬間、
和尚は「いいですよ。私は望まれるところにはどこにでも伺いますよ」と
仰ってメールアドレスをカラスの手帳に残して下さったのよ。
その時はそれっきりで、和尚のお名前さえも知らずに、
また、カラスの名前さえもお知らせもせず別れたの。
帰り際、お店の方から、これから行われるイベントのご案内を頂き、
そこに記されていたモノを目にして初めてお名前を知ったくらい、
間抜けた、でも劇的な出会いだった訳!!
数秒、何かがズレていたら、どんなにその作品が気に入っても、
カラスはその作者にお会い出来なかった訳ですから。
出会うべきして出会った!と思うしかないよね。
さて、この先、長くなりそうです。もう、読まない。って人のために、
今、この和尚の個展が開かれています。
ぜひ、訪ねて頂きたいので、お知らせしましょう。
札幌市北区北8条西1丁目
「石の蔵ぎゃらりぃ はやし 」で
2月1日まで、11時~19時まで(月曜 休廊)
柿沼忍昭の「初地蔵」展 となっていますが、
お地蔵さんの一般的なイメージとはかなり違うと思う。
実際、カラスは地蔵とは思って観ていなかったし、初めは、、、。
心が休まり、ふんわりと何かに包まれるような感覚、
何もかもが受け入れられたような空気。
今まで感じた事のない安心感をもったのね。
それで、一瞬のうちに「これを描いた人の文字にも触れたい!」と
直感で直談判しちゃったんだと思う。
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2004年1月17日 16:30
鴉、地蔵?(2)続き
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後で冷静になったら何ともぶしつけで、失礼な態度だったと反省し、
お詫びと、改めて強い自分の思いをメールし、
お返事を頂けて、個展の事も知り、
そこで、和尚になんとなく弟子にしてもらえそうな??
(勝手な思い込みかも知れないが、、、)
感触を掴み、精進?しようかなあ?って感じてる今日この頃、、。
後になって、どんどん分かった事なんだけれど、
この方、寺や檀家を持たず、本当に頼まれればばどこにでも行き、
お経を読み、精進料理を作り、絵を描き、書を描き。を実践されていて、
昨年はサンフランシスコなどでも個展を開いたりされている。
知れば知る程、カラスは大それた事しちゃったかも知れない。
と感じてはいるのだが、、、。
なんか、和尚はさすがに和尚で、なんでも有りでしょう。って感じで
「座禅を組みたい訳でも、精進料理が好きな訳でもないんです」
と堂々と面と向かって言っちゃうような奴をも受け入れて下さる。
地蔵はなんて素敵な時間をカラスにもたらしてくれたのか、、、。
和尚から頂いたお葉書に描かれた地蔵はそんなカラスを
クスッと笑いながら、見てくれているようで、、、。嬉しい。
少しでもそんな人間になれたらいいなあ。(どんな人間だ~?)
と思いながら、
今年のカラスは何かを描く。はず、、、、。
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プロフィール
DJ KARASU
6月30日生まれ 蟹座 O型
雨竜町出身
フリーパーソナリティとして、AIR-G'では開局以来ずーっとお付き合いさせて頂いてます。
関連番組
カラスの巣箱
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あれから、そして....。
ラジオが出来る事....。
3月の番組は想い出がいっぱい。
the pillows山中さわおさんと。
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チョット小ぶりの掛け軸を取り付けたのよ。
そこに現れたのは、
カラスが気になっていたヒュルヒュルって墨で描かれたアー ト!
さらに店主らしき方が
「和尚が描かれた作品なんですよ」って言うじゃないですか?!
お。お。和尚?この人が~?
取り付け業者の方と思っていた方がまさにその作者だったって訳。
コートを脱ぐ事も忘れ、取り付かれた様にその掛け軸の前に
立ち尽くしていたカラスは何の躊躇も無く、、
「和尚、私に書を教えて下さい」と口走っていたのね。
その時、カラスは和尚の文字も見た事もなければ、
彼が何者なのかも全く知らないまま、、、。
もちろん和尚も私が何者かなど知る由も無く、なのになのに、
つぎの瞬間、
和尚は「いいですよ。私は望まれるところにはどこにでも伺いますよ」と
仰ってメールアドレスをカラスの手帳に残して下さったのよ。
その時はそれっきりで、和尚のお名前さえも知らずに、
また、カラスの名前さえもお知らせもせず別れたの。
帰り際、お店の方から、これから行われるイベントのご案内を頂き、
そこに記されていたモノを目にして初めてお名前を知ったくらい、
間抜けた、でも劇的な出会いだった訳!!
数秒、何かがズレていたら、どんなにその作品が気に入っても、
カラスはその作者にお会い出来なかった訳ですから。
出会うべきして出会った!と思うしかないよね。
さて、この先、長くなりそうです。もう、読まない。って人のために、
今、この和尚の個展が開かれています。
ぜひ、訪ねて頂きたいので、お知らせしましょう。
札幌市北区北8条西1丁目
「石の蔵ぎゃらりぃ はやし 」で
2月1日まで、11時~19時まで(月曜 休廊)
柿沼忍昭の「初地蔵」展 となっていますが、
お地蔵さんの一般的なイメージとはかなり違うと思う。
実際、カラスは地蔵とは思って観ていなかったし、初めは、、、。
心が休まり、ふんわりと何かに包まれるような感覚、
何もかもが受け入れられたような空気。
今まで感じた事のない安心感をもったのね。
それで、一瞬のうちに「これを描いた人の文字にも触れたい!」と
直感で直談判しちゃったんだと思う。
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