AIR-G' FM北海道
カラスの巣箱
2004年1月28日  15:00
愛、、、。

 主人が書き留めた原稿の一部に
 「高校の時、やっと手にいれた宝物は
 アート・ブレイキー&ジャズメッセンジャ-ズのLP。」と書かれていました。
 其の曲と音楽に無知な私が、毎週ジャズ喫茶に通い、
 主人が収集していた5,000枚のLPと2,500枚のCDの中から選曲し、
 一枚に納めてみました。
 のメッセージと一緒に手作りのCDが手渡された。

 カラスがラジオの世界に今でも身を於く事ができているのは、
 一人のプロデューサーがしっかり導いて下さったからだ。
 その方が他界されて一年が過ぎた。
 奥様は独り残されて、その間、こんな風に時を過ごされたのか、、、。と
 胸が熱くなった。
 彼が生きている時、お酒を飲んでは、自分と音楽との出会いや、
 このAIR-G'でどんな風に音楽を伝えたいかを熱っぽく語る側で、
 ただただ、静かに頷くだけだった奥様が、
 一生懸命に彼の世界に近付こうと、
 沢山の音楽を聴き続けたのだ。と思うと、
 涙が止まらなかった。

 タイトルやメッセージを綴った音符がひかえめなカラーで
 プリントされている和紙選びから、曲の収録まで、一枚一枚、
 彼女自身が手作業で行ったそうだ。

 「彼が好きだ。と残してあった曲のタイトルは僅かでしたが、
 私がジャズ喫茶で聴いて、いいなあ。と感じた曲はきっと、
 彼も好きだったんだろう。と言う思いで選曲しました」と。
 7,500枚のLPやCDの中から、曲を探し出すだけでも大変だったはずなのに、
 不思議と主人に促されるように、この辺かなあ?と思って
 探すと見つかったんですよ。
 と仰っていました。

 愛って深い。 愛って美しい。 愛って、、、。

 ふ~~。もっと、夫を大切にしなくっちゃ!
 カラスはすぐに夫にお願いした。
 「あなたも、大好きな曲はちゃんとどこかに残しておいてよ」!??


2004年1月17日  17:00
鴉、地蔵?(1)
 突然、自分の中の何かが動き出す瞬間って言うのを久々に感じた!
 いや、もしかしたら、こんなに突き動かされたのは初めてなのかも知れない。

 番組でも少し触れたけれど、カラスは昨年の暮れ
 とても大切 にしたい出会いがあったのね。
 「柿沼忍昭」さんと言う和尚との出会い。

 友人に誘われるまま、精進料理のお店にランチしに出かけた。
 すると、そこに飾られていた墨の一筆書きのようなアートが
 すぐに目に飛び込んで来て、妙に惹かれて、吸い込まれるような感じ。
 そして、案内されるがまま2階へ。
 私達が室内に入った直後、
 「申し訳ありませんが、掛け軸を取り付けさせて頂いても
  よろしいでしょうか?」と店主らしき方がお伺いにいらして、
 「どうぞどうぞ」なんてお答えしたら、
 ダウンベストにGパン姿で脚立を持った男性がいて、
 チョット小ぶりの掛け軸を取り付けたのよ。
 そこに現れたのは、
 カラスが気になっていたヒュルヒュルって墨で描かれたアー ト!
 さらに店主らしき方が
 「和尚が描かれた作品なんですよ」って言うじゃないですか?!
 お。お。和尚?この人が~?
 取り付け業者の方と思っていた方がまさにその作者だったって訳。

 コートを脱ぐ事も忘れ、取り付かれた様にその掛け軸の前に
 立ち尽くしていたカラスは何の躊躇も無く、、
 「和尚、私に書を教えて下さい」と口走っていたのね。
 その時、カラスは和尚の文字も見た事もなければ、
 彼が何者なのかも全く知らないまま、、、。
 もちろん和尚も私が何者かなど知る由も無く、なのになのに、
 つぎの瞬間、
 和尚は「いいですよ。私は望まれるところにはどこにでも伺いますよ」と
 仰ってメールアドレスをカラスの手帳に残して下さったのよ。
 その時はそれっきりで、和尚のお名前さえも知らずに、
 また、カラスの名前さえもお知らせもせず別れたの。
 帰り際、お店の方から、これから行われるイベントのご案内を頂き、
 そこに記されていたモノを目にして初めてお名前を知ったくらい、
 間抜けた、でも劇的な出会いだった訳!!

 数秒、何かがズレていたら、どんなにその作品が気に入っても、
 カラスはその作者にお会い出来なかった訳ですから。
 出会うべきして出会った!と思うしかないよね。

 さて、この先、長くなりそうです。もう、読まない。って人のために、
 今、この和尚の個展が開かれています。
 ぜひ、訪ねて頂きたいので、お知らせしましょう。

 札幌市北区北8条西1丁目 
 「石の蔵ぎゃらりぃ はやし 」で
 2月1日まで、11時~19時まで(月曜 休廊)
 柿沼忍昭の「初地蔵」展 となっていますが、
 お地蔵さんの一般的なイメージとはかなり違うと思う。
  実際、カラスは地蔵とは思って観ていなかったし、初めは、、、。
 心が休まり、ふんわりと何かに包まれるような感覚、
 何もかもが受け入れられたような空気。
 今まで感じた事のない安心感をもったのね。
 それで、一瞬のうちに「これを描いた人の文字にも触れたい!」と
 直感で直談判しちゃったんだと思う。

 ★次のページ(下の欄)へ続く →

2004年1月17日  16:30
鴉、地蔵?(2)続き
 ★前のページ(上の欄)からの続き →

 後で冷静になったら何ともぶしつけで、失礼な態度だったと反省し、
 お詫びと、改めて強い自分の思いをメールし、
 お返事を頂けて、個展の事も知り、
 そこで、和尚になんとなく弟子にしてもらえそうな??
 (勝手な思い込みかも知れないが、、、)
 感触を掴み、精進?しようかなあ?って感じてる今日この頃、、。

 後になって、どんどん分かった事なんだけれど、
 この方、寺や檀家を持たず、本当に頼まれればばどこにでも行き、
 お経を読み、精進料理を作り、絵を描き、書を描き。を実践されていて、
 昨年はサンフランシスコなどでも個展を開いたりされている。

 知れば知る程、カラスは大それた事しちゃったかも知れない。
 と感じてはいるのだが、、、。
 なんか、和尚はさすがに和尚で、なんでも有りでしょう。って感じで
 「座禅を組みたい訳でも、精進料理が好きな訳でもないんです」
 と堂々と面と向かって言っちゃうような奴をも受け入れて下さる。

 地蔵はなんて素敵な時間をカラスにもたらしてくれたのか、、、。
 和尚から頂いたお葉書に描かれた地蔵はそんなカラスを
 クスッと笑いながら、見てくれているようで、、、。嬉しい。

 少しでもそんな人間になれたらいいなあ。(どんな人間だ~?)
 と思いながら、
 今年のカラスは何かを描く。はず、、、、。


2004年1月5日  15:00
謹賀新年!

  2004年になり、早、5日が過ぎました。
 世の中もいつものペースで動き始め、
 カラスも、みなさんに
 「今年もよろしくお願いします」とメッセージします。

  いつも通りの大晦日。
 家族がヤレ、ボブサップと曙だ。プライドだ。猪木だ。と騒ごうと、
 カラスはあくまでも「紅白」
 長渕剛の「幸せになろうよ」を聞きながら、
 「そうだ!幸せになるぞ!2004!」と誓いをたてていた。

 そして、元旦。
 思いつき家族は動きだした。
 大晦日に突然「明日はご来光を拝みに早朝、4時に出かける」と
 夫が急に口走ったので、いったいどこへ?と思いながらも、車に乗り込む。
 ご来光は雲が覆っていて、ハッキリとは拝めない!
  結局、有珠山に辿り着く。
 まだ、火口から、煙りが上がっている有珠の隣に、
 もう、日の出から、30分くらいたった太陽が雲の切れ間から見えた!
 神々しい感じで私達家族を照らしてくれている。
 大自然にみなぎるエネルギーを、沢山、頂き、ありがた~い。気持ちになれた。
 思いつきで、走り出すクセは今年も続きそうだけど、
 留まってるより、走る!をモットーに駆け抜けてみます。

 生きてりゃ、色々あるから面白い!
 って年賀状にメッセージしてくれた友達がいたけど、
 本当にそうだなあ。って思う。

  2004年は何だか面白い事が起こりそうで、
 ワクワクしているカラスです!

  あなたも一緒にワクワクしようね。


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プロフィール
DJ KARASU
DJ KARASU
6月30日生まれ 蟹座 O型
雨竜町出身

フリーパーソナリティとして、AIR-G'では開局以来ずーっとお付き合いさせて頂いてます。
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