あいだみつを展に行った。
あまり今まで興味はなかったし、むしろ詩に関してはどこかくすぐられながらも少しウザイって気持ちだった。
でも、最近のカラスは食わず嫌いはしないを心かけてるので、、、。行った。
　　そこで、彼の「書道家」としての礎が体感できた。
あいだ氏が書いた般若心経。
下書きはもちろん、線をひく事も、紙に折り目もつける事なく、
直書きなのにその整然と並ぶ美しい文字の見事さ！
「プロの書家だったらこんなの出来て当たり前だ」　
といつも仰っていたそうで、、、。
「ははあ～」と平伏したい気持ちでしたよ。
だって、私達がいつも目にする彼の書体はまるでこどものなぶり書きみたいでしょう。
もともと基本がきっちり身についていてこその作品なんだよ。
と知ってはいたつもりだったが、、、。
その両極を一緒に目にすると、、、。
違う感動があったなあ、、。

　もちろん、基礎がなきゃダメなんて思ってもいないよ。
色々あっていいんだよ。がカラスの基本だからさ。

　人の鳥と書いて　いつわり　とよむんだねえ
と　みつをさんは描いてます。

　牙の鳥とかいて　からす　とよむんだねえ
とカラスは気付きました。

　あたし、いつわって、きばもって　ろくなもんじゃねえなあ。