AIR-G' FM北海道
カラスの巣箱
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2004年8月5日  13:39
GLAY EXPO 2004が終わった ~Part.5~
ホテルに戻って、館内のコンビニに寄ると、そこにはカラスが手描きしたオリジナルTシャツを着た女性が、、、。
思わず、「買って下さったんだね!ありがとう!」と近寄ってしまった。
「いいライブだったよね」と自然に手を取り合っていた。
Tシャツは大切にしますと言ってくれた千葉からいらした女性。
あの10万人の中でカラス文字のTシャツが確実に参加できた事を見届けた瞬間だった。

色々な事、色々な人に感謝した。

ホテルの部屋に戻り、次の日、一人早めに帰らなければいけないカラスはメンバーに毛筆の手紙を書いて、スタッフに預けた。

思い付きで発した一言が、こんな風に実現できて、夢のようです。
これからも、GLAYの良き代弁者として、あなた達の意志をリスナーにしっかり、伝え続けていくと約束するよ。
あなたの幸せ願わない日はない。としたためた。

書き終えた時、大阪の空は白々とし、夜が明けようとしていた。

最後にいくつか余談です。

ブースをオープンする前夜、リハーサルを終えたTERUはママチャリで館内をまわり、AIR-G'ブースも訪ねてくれて、カルタの出来を喜んでくれたそうだ。
HISASHIは試してみたけど、とれなかったとか、、、。
JIROは手紙を渡してくれたスタッフに「母さんから?」と問い、代表で受け取ってくれた。
TAKUROは打ち上げの総合司会で仕切っていたので、話しできずだったんだって。

でも、メンバー全員がカルタの完売を喜んでくれたそうです。

全国に散らばったカルタに今回の約束の意味がいっぱい詰まってます。
 
 これからも、心を込めて語り、描き、伝えていく!

 これが、今後の彼らとの約束です。

2004年8月5日  13:35
GLAY EXPO 2004が終わった ~Part.4~
とても、高揚した気分でライブがスタート!
10万人という人、人、人この人の波はもう、何が何だか分からなくなる。
ローラーコースターをイメージした巨大セットに、アクロバットのような演出。華々しい花火。メラメラと燃えさかる炎のようなステージ。
ヘリコプターから、呼び掛ける圧巻の10万人ウェーブ。

TERUは10年は長かった。と言った、、、。

彼らの10年は長かったのか、、、。函館の素朴な青年達の人生が一変した月日だったのだから、、、。そうかもしれない。

この先の10年はまわりの気持ちをそんなに汲み取り過ぎなくても、みんな分かっているから、もっともっとゆっくり君達が思うようにやればいいよ。
と思っていたら、TERUより先に泣けてきた。

「天も味方した。みんなが祈れば、台風さえもはね除けた!願えば必ず叶うんだよ~。」とTERUが叫ぶ。
その後、すぐに「オレ今、いいこといってるぞ~!!」だって、、。
なんかカッコワルイけど、すごくカッコイイ!!

これがGLAYなんだなあ。かわいいよ。
カラスは母のようにみつめてた。愛おしい4人を。

ラストはやっぱり『南東風』だ。
愛の風に包まれて、幸せな気持ちでEXPO 2004が終わった。

2004年8月5日  13:24
GLAY EXPO 2004が終わった ~Part.3~
2004年7月31日

とうとう、やってきた!GLAY EXPO 2004。
さあ、ブースでは、残りのカラス文字2タイプのTシャツを完売させ、スッキリした気分でライブへ行くぞー!
今日は何人の人に書をプレゼントできるか、ワクワクしていた。

早い時間から会場へ向かおう。と思っていた矢先、先に現地入りしていたスタッフから、「会場が強い風のため、テントも飛び危ないので、販売は見合わせて様子を見ている。いずれにしろ、半紙に描くのは、風、雨の中無理かもしれない。」と連絡が入る。ガビ~ン。ショック!
カラスは描くために来たのだから、、、。それが、約束なんだから、、、。

ただ、昨日から、Tシャツに直描きを希望する人がいて、布にかける塗料を探して描くか?それなら、可能かも、、、。と問われた。
やった事はないが、スタッフはなんとかカラスの希望を叶えようとインターネットで大阪の画材屋さんを検索して、探し当てている。
もう、やるしかない!
北川久仁子さんやNディレクターなど、一緒に大阪市内の画材屋さんを訪ねてくれる。

やっと、塗料を買い求め、USJに戻れたのは12時を過ぎていた。
ブースは11時過ぎからオープンし、沢山の人が直描きを待ってくれている。
でも、カラスはやった事がない!
本当に描けるのか?
不安だ。試し描き3回。みんな失敗、、、。
塗料が重くて筆がすすまないのだ。
でも、やるしかない!えい!!
描いてしまった。

一人一人ににじみやすいし、体に色落ちするかも知れない、けどいいかな?と確認をとりながら、描きすすめる。
力がいるから、中腰の体制じゃなきゃ描けない!

夢中で描いてると、だんだん、わ~。とか いい、いい。とか歓声もあがりはじめて、自分のスキな歌詞のフレーズやメンバーの名前やタイトル、函館愚麗など、思い思いの文字が描かれたオリジナルTシャツができあがる。

なんだか、すごい。こんな事が出来てしまった!

南東風のフレーズを描いて下さい。と希望する人が増えて来た。
楽園よりもあなたがいるこの地上から、風を運んで 世界一のI LOVE YOU

描きながら涙がこぼれた。
この一連のながれの中で、いったい、カラスはどこで感極まるのかな?なんて、思っていたのだが、その瞬間だ。
このフレーズが描きたいと思ってここに来た。
そして、こんな型で描けている。

ズートこの作業を支えてくれた一人、ディレクターの太郎ちゃんがカラスの横で「う~ん。これはいい!!売りたくないくらいだ!」とまぬけだが、温ったかい言葉を発している。

喜んでくれている。
世界に一枚だけのコラボTシャツをこんなに受け入れてくれている。
100人くらいの人にしか、時間の制約もあって描けなかったが、明日、立てなくてもいい。
この時間を止めたくない。そう、思っていた。

2004年8月5日  13:13
GLAY EXPO 2004が終わった ~Part.2~
2004年7月30日。

台風が迫る中、一人で大阪入り。
地図が頭に入らない。
一人旅経験なしのカラスは不安な表情で新千歳空港に向かうJRの駅にいた。そこへ、まさに救世主、通販ですでに手に入れてくれたTシャツを来た親子に出会う。
この方達が無事、大阪まで連れて行ってくれた。
「本当にAIR-G'は一人で行かせるんですねえ~」と驚いていたが、、、。

AIR-G'ブースの入り口には描きたい衝動にかき立てられるまま描いた「南東風」の文字がパネルとなって掲げられていた。
その前で沢山の人が写真を撮ってくれてる。

すぐに、「ライブ書」をはじめる。あなたのお好きなGLAYの言葉をこの場で書にしてプレゼントします!!
初日の数時間でカルタは完売。凄い!GLAYのパワー。

前夜祭のライブがはじまる。USJならではの楽しい雰囲気。
明日の成功を予感させるように、虹がかかり、GLAYマジックははじまっているかのようだったが、和気あいあいと進められる中、雲行きが怪しくなり、とうとう、ラスト曲「南東風」では風雨が強くなってきた。でも、明日、この曲はもっともっと強いパワーとなり、大合唱になるはずだ。と信じて会場をあとにした。

それにしても、全国各地からはもちろんの事、アジアの各国からのメディアの数も凄かった。さすが、GLAYです。

2004年8月5日  12:58
GLAY EXPO 2004が終わった ~Part.1~
 GLAYはこの10年の歩みの中で一つだけ誇れる事があるとするなら、「約束を守って来た事です」と後日のワイド番組のインタビューでTAKUROが答えているのを見ながら、隣で息子ミックが言った。
「そうか、ママはだから大阪に行ったんだ。GLAYとの約束だもね」と。

 そう、約束だったんだ。これは、、、。

 2004年春の始め。
『THE FRUSTRATED』のCDキャンペーンのためにスタジオに来てくれたメンバーに「このCDの中の歌詞を書で表現したい」などの話から、EXPOの会場で描けばいい。と薦められるまでは数分の事だった。
「じゃあ、夏、書きなぐっちゃうよ」と約束。
だから、実現できるよう、沢山の心ある人達が動いてくれた。

すぐに、カラスは自宅で畳み一畳分くらいの半紙に
 「南東風 ~楽園よりもあなたがいるこの地上から 風を運んで世界一の I LOVE YOU~」 
と描いてスタッフに見てもらった。

「これを、GLAYファンにメンバーに見てもらおう。」って言ってくれたんだ。

そして、カラスの筆文字のTシャツと歌留多(カルタ)が生まれた。

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プロフィール
DJ KARASU
DJ KARASU
6月30日生まれ 蟹座 O型
雨竜町出身

フリーパーソナリティとして、AIR-G'では開局以来ずーっとお付き合いさせて頂いてます。
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