2006年6月30日 13:16
おねがい太陽(4)
『お習字』だったら、確かにそっくりに書き換えが出来るかも知れない。
でも、カラスはその『お習字』が嫌になって、書くのをやめたのだが、、、。
とにかく、みっちゃんを奮い立たせる為に、使ったハッタリだった。
その時の気持ちや、勢い、感情は二度とやってくるはずがない。
同じものは、描ける訳がない。一発勝負さが好きだから、「書道」がやめられないのだから、、、。
でも、その時はハッタリで純粋なみっちゃんを巻き込む事が出来たのだ。
本当に「失敗です。」って言われたらどうするつもりだったって?
私は転んでも、いつも前のめり。ただじゃ起きない。がモットーだもの。
「それ、以上のものを必ず描いてやる!」そう、思ってたよ。
かなり、足は震えていたけどねっ。(笑)
そんな、女達の熱すぎる想いを込めて完成しました。
美里さんのパワーが半端じゃないので、それくらいじゃないと、
太刀打ち出来ないんだよね。
作品を観てくれた美里さんは
「私がキッチンの丸テーブルで書いてる世界がこんな風に広がって行くなんて、なんて、素敵なんでしょう。
すごく、伝わってくるよ。ありがとうございます」
なんて言って下さった。
美里さんは作詞に関しては、デビューの時から、ずっと、キッチンの丸テーブルって決めてるんですって。
そこが一番、落ち着いて、書きやすいそうです。
「へえ~。美里さんもキッチンですか?私達も我が家のダイニングキッチンで描きました。
いずれはアトリエなんて構えて、じっくり描けるようになりたい。なんて、夢見てたけど、私達もキッチンでいいんだね!」なんて、納得したりして、、、、。
後で、冷静になったら、「あ~。きっと、庶民のキッチンとは規模が違うよなあ」とは思いましたが、、、。
そんなこんなで、全部で7展の作品を持って、
山中湖に行ってきま~す!
そんないきさつは、7月2日の「FMスペシャルウエーブ」で聴いて下さい。
19時からの放送です。
また、AIR-G'のホームページでは、それらの作品も観ていただけるようになってますので、そちらも、楽しんでね。
でも、描くにあたっての、葛藤や意気込みを赤裸々には語っていませんので、
これを読んで下さったあなたは、内側に潜んだ心情を感じながら、聴いてね。
また、帰ってきたら、報告します。
本当に貴重な体験をありがとう。
リスナーのみなさんのお陰です!
もう、一度、ありがとう。
2006年6月30日 13:14
おねがい太陽(3)
カラスは今回、今までに使った事のない、大きな筆で描く事に挑戦してみた。
とは言え、音楽を聴きながら、その大筆を振り回す広いスペースも、環境も整える暇もなく、いつも通り、我が家のダイニングキッチンで。
テーブルやイス、その他、諸々をとにかく端に寄せて、
「いざ~!」
ホントそんなかけ声と共に一気に描いた。
「太陽」
描き終えたら、立てなくなって、その場で座り込んでしまった。と言うより、
寝込んでしまった、、、。
天井を眺めながら、
~夢の続き 今 描いてみたい~と唄う美里さん声にス~っと涙がつたった。
ここまでは、一人の作業。
すぐに「出来た!早く来い!」とみっちゃんにメールして呼び出す。
みっちゃん、到着。
すると、みっちゃんは「ここには描けない」と言いはじめた。
こんなヒドイ文字には、のせられない。って事じゃなく、
気迫と迫力にどう、対処していいか分からない。
私には出来ない。と尻込みしちゃったんだ。
膝をかかえ、座り込んで、ジ~ト、文字を眺めている。
みっちゃんだって、「絵」を通して、夢を追ってきた。
そこには、いつも、美里さんの曲があったんでしょう!
だから、一緒にやろう!って思ったんでしょう?
その想いをぶつければいいんだよ。
ここで、ビビッてやめたら、それで終わるんだよ?
「いや~。カラスさん、描けませんよ」まだ、みっちゃんは考え込んでる。
「いい?たとえ、みっちゃんが失敗した。と思ったとしても、私は大丈夫。
何回も、同じ文字が描ける!何の為に私は『お習字』を何十年もやってきたと思ってるのよ。『お習字』の達人は、お手本さえあれば、何回も同じように描けるんだよ。だから、失敗を恐れる事はないよ。大丈夫!」
「本当ですか?、、、。よし!」
みっちゃんは立ち上がって、筆を入れた!
「え~?!いきなりそこかよ~。」と驚いたが、
カラスが描いた文字の上に一番、ふさわしい、みっちゃんにしか描けない太陽の色を描いてくれた。見事!
2006年6月30日 13:11
おねがい太陽(2)
さて、そのコラボレーションは「おねがい太陽~夏のキセキ~」を聴いて、
感じたままを「書」にして、最終的には7月22日、山中湖で行われる
「美里祭り」に持って行き、みなさんに観ていただこう!って企画です。
昨年から、今年の初め、何度かお会いする度に彼女の新たなトライアルである、このビック・イベントの話になり、
「富士山を背負って唄うあなたを、私は「書」で、彩らせていただきましょう!」
と半分冗談のように発した言葉が、現実のものとなった訳だ。
美里さんは言った。
「ねえ。カラスさん、やりたい事は、まず、口に出さなきゃダメって事よ。ねっ。」
ホント!そうなのよ!
さあ、いざ!描こう!と思ったら、
この曲には、キラキラとした輝きの色が欲しくなっちゃって、
そこで、思い出し、声をかけたのが、「ほっ」グッズのイラストレーターのみっちゃん。(山岸みつこさん)
彼女は、美里フリークで、青春を美里さんの楽曲で過ごした世代。
「これしかない!」の組み合わせで、コラボレーションがスタートした。
2006年6月30日 13:01
おねがい太陽 (1)
渡辺美里さんの曲を初めて聴いた時、
彼女の顔を、と言うより、瞳を見た時、
その真っ直ぐさに、心、打たれた。
もう、20年以上も前の事なんだね。
何度かお会いしているが、彼女に最初に感じたピュアーは、ずっと失われていない。
女性ミュージシャンが長きに渡って活動を続ける事は、
それだけでも、大変な事なのに、美里さんは音楽に対する純粋さを大切に守りながら続けてきた。
カラスはそんなアーティストが大好きだし、
そんな方達を応援し続けていこう。といつも思っている。
今回はそんな美里さんと、書の作品を通じてコラボレーションできた事は、
本当に夢のように嬉しい出来事なんだ。
いつも、言うけど、これは、番組を聴いて、応援して下さるリスナーの方が、いらっしゃるからこそ、実現できているのが分かっているので、
本当にありがとう。
2006年6月1日 9:09
繋がってるんだ!
Caravanのライブへ。いやはや、良かった。
グルーヴってこういうことなんだ。って感じた。
会場全部に広がるナチュラルな風。
心も身体も気持ち良く、この感覚はライブハウスだからこそ。って訳じゃなく、大きなホールでも、野外でも同じように彼は生み出してくれるのだろうなあ。って思ってたら、ライブの最後で、、、、。
「夏には野外できっと会えるよ。」だって!
正式発表はもう少しみたいよ。そう、あの。イベントです!
そして、会場内は、番組で、以前にふれた事がある、
カラスはとっても気に入ってる札幌在住の明かり造形作家、MACOさんが作るリンドウを使ったオブジェなどで素敵に演出されていたの。
ライブ終了後、Caravanにお会いした。
その事にふれたら
「やっぱり、これも不思議な繋がりを感じますねえ」と言う。
そう、その繋がりって、先日、インタビューをさせて頂いたその日は、
彼の札幌に住むお姉さんが出産の為、陣痛中で、インタビュー終了後、
彼は、即、病院へ駆け付けていた。
そんな日にCaravanはライブ書にて「生」と描いていたのだ。
また、この病院はカラスも出産した病院だったり、、、、。
実際、その日は出産には至らず、彼はその瞬間には立ち会えなかったようだが、、。
次の日、無事、女の子が誕生していました。
この事は、後日、番組でもふれましたよね。
カラスはその時、調子にのって、
「私、命名って、書いてあげる!」なんて言ってたら、
Caravanは
「姉は、とても喜んで、カラスさんの命名を待ってますが、いいのかなあ?」
って言ってくれるじゃないですか!!
もちろん。カワイイ彼の姪御さんのお名前書かせていただきましょう。
初めての身内のお子さんってホントかわいいんだよね。
気持ち分かるわ~。
って事で、カラスにとって、きっとCaravanってこれからも、
ず~と繋がりを大切にできるミュージシャンになるだろうなあ。
って、嬉しい予感の夜でした!
あっ。それと、彼らが音楽の旅に使っている車には、
カラスが描いた「安全運転」の手作りお札をお供にしてくれてるんだって。
自分の中の余計なモノをぬぐい去りたいと思ってる人、
Caravanを聴くといいよ。
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プロフィール
DJ KARASU
6月30日生まれ 蟹座 O型
雨竜町出身
フリーパーソナリティとして、AIR-G'では開局以来ずーっとお付き合いさせて頂いてます。
関連番組
カラスの巣箱
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みんなありがとう!!!!
あれから、そして....。
ラジオが出来る事....。
3月の番組は想い出がいっぱい。
the pillows山中さわおさんと。
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でも、カラスはその『お習字』が嫌になって、書くのをやめたのだが、、、。
とにかく、みっちゃんを奮い立たせる為に、使ったハッタリだった。
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すごく、伝わってくるよ。ありがとうございます」
なんて言って下さった。
美里さんは作詞に関しては、デビューの時から、ずっと、キッチンの丸テーブルって決めてるんですって。
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「へえ~。美里さんもキッチンですか?私達も我が家のダイニングキッチンで描きました。
いずれはアトリエなんて構えて、じっくり描けるようになりたい。なんて、夢見てたけど、私達もキッチンでいいんだね!」なんて、納得したりして、、、、。
後で、冷静になったら、「あ~。きっと、庶民のキッチンとは規模が違うよなあ」とは思いましたが、、、。
そんなこんなで、全部で7展の作品を持って、
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でも、描くにあたっての、葛藤や意気込みを赤裸々には語っていませんので、
これを読んで下さったあなたは、内側に潜んだ心情を感じながら、聴いてね。
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本当に貴重な体験をありがとう。
リスナーのみなさんのお陰です!
もう、一度、ありがとう。