十五夜から一日半経った
十六夜の「朝」の月。

肉眼では
もっともっと輝いていて
空はもっともっと透明なブルーグレーで
本当に美しかった。

十六夜の月がまだ残る明け方の空。
刻々と
月の光から朝日へと
灯の主役が移り変わり・・・

月の光が恋愛を左右していた時代。
朝日を恨めしく眺めた恋人たちが
どれほどいたことでしょう。
月光が尽きる時が
別れの時。


あ、
今、思い出しました。

そういう切ない朝のこと
「後朝の別れ」
きぬぎぬのわかれと呼ぶのでした。

そんな平安時代から
平成の時代へ。

窓辺には
月光待ちの
うさぎさんもお月見まんじゅう。

すすきとりんどうも
窓辺で待っていました。
まん丸お月さまを。

十六夜の後朝の月を愛でながら
おめざにうさぎさん饅頭を
ぱくりと頂く。
いとおかし。
いとお菓子（笑）


十六夜のお月さまには
うさぎが一匹？二匹？

読谷焼のお気に入りの小皿に
うさぎが一匹。

ちょっとヴィトンっぽい
この模様がポイント♪

月光浴から
秋晴れの日光浴へ。

爽やかな秋の日。
何だかいいことがありそうだ。