雨だ。

湿度100％だ。

いや・・・120％だ。
体感的には・・・


じとじと、じめじめ、むしむし・・・


生ぬるい、湿度たっぷりの
重たい空気。


この夏は・・・いつもと違う。

だって、
街路樹の幹に
緑色の苔が！

これって、いつも、いつもの夏も
ありましたっけ？
札幌の街中では
気づかなかったな・・・
こんな緑の苔。

アップで見てみる？

高温多湿の、南の島の
熱帯ジャングル、
まるで屋久島の森のようではないか。

この夏は
北海道、屋久島化？


京都やみちのくの夏。
緑に苔むすお寺やお庭を眺めて
「やっぱり本州だわ～」と
感じたものでしたが、
この夏は、
札幌の街路樹が
みちのく一人旅。


じっとしていると
私も苔が生えちゃう？

「庭の梅の木の根元に
　見たこともないキノコが・・・」
「頭から、キノコが生えちゃいそう」
なんてメッセージも
番組に届いていました（笑）

お肌の保湿くらいか、
多湿のメリットは。


水分はもう十分です。
お空の神様。

もっと、太陽を
もっと、光を～

半分に割って
くぼみにお砂糖入れて
大きなスプーンで食べた
遠い夏の日のメロン。

あれは・・・
プリンスメロンだったのか。

まだ甘味が十分ではなかった
網網のメロンだったのか。


メロンに限らず
昔はよく果物にお砂糖かけて
いましたよね。

小粒だった昔の苺とか、
酸っぱい夏みかんむいたのとか、
母親が
「少しだけね」って言って
白いお砂糖をかけてくれた
遠い記憶がある。


あのお砂糖メロンの時代から
いくつもの
いくつもの
夏を越えて・・・

北海道の果物は
お砂糖なんて出番なしの
甘い薫り高いフルーツにまで
進化しました。


甘い夏の幸せ。


この夏の到来物。

ぜんぶ、
甘くて
みずみずしくて
美味しかった。


ありがとう。

この甘さに関わる
全ての人々と
これまでの時間に

お財布にお金がたくさん
入っていたら
多分、リッチって思う。

預金通帳に
ゼロがいっぱい横並びしていたら
多分、リッチって思う。


そういうリッチ
もちろん、否定はしない。
多分、大歓迎する(笑）


でも、
今、ものすごく素直に
「なんだかリッチ～♪」って
思える瞬間がある。


野菜室を開けた時、
色とりどりの夏野菜が
元気に待機しているのを
確認した時、
おお～、リッチ♪
さあて、何作ろう？？？って
すごく幸せ感じる。


トマトの赤
アスパラ・ピーマン
ズッキーニの緑
パプリカの黄色
ナスの紫
ジャガイモの茶色
ニンジンのオレンジ
・・・

幸せのパレットって
思う。

ご近所にオープンした
お野菜レストランの
ビッグボウルサラダ♪

惜しげなく
新鮮で
どっさりと
ガラスのボウルに。

これも
今的リッチ♪

新鮮で
リーズナブルで
センス良く
生産者とつながる術。

若いスタッフの笑顔も
美味しかった。

ご近所バルのカウンターの
「北海道産」の万願寺唐辛子。

片手を広げたくらい
でかい。


京都生まれの
北海道育ち。


素揚げして
グリルして
塩＆オリーブオイルで食す。


京都から
北海道へ旅してきた野菜。

現代の北前船には
野菜がどっさりだ。

週末、
某男子高校の学祭に潜入取材(笑）


窓もドアも締め切った
完全密室状態の音楽室ライブ。

高温多湿！
青春の汗と香りが満載！

開始1分で
バンドも観客もTシャツ脱ぎ捨て、
青春超パンクロック爆裂！

サッカーだと
イエローカード出ちゃうぞ(笑)


縦だか横だか斜めだか
全方向でノリノリ！

え～っと
もはや、音楽ではなく、運動。
青春はフィジカルがすべてか。

音楽室の壁にずらりと並ぶ
偉大な作曲家たち。

バッハにベートーベンに
モーツアルトにショパン・・・。


俺たちもさ、
とんがってたよな。
あの頃。
前衛音楽・・・なんて
言われていたのさ、
当時はね。
今は、俺たちの音楽、
クラシックとかいう
ジャンルらしいけどさ。

青春してたんだぜ。
俺らもね。

偉大な作曲家たちの
つぶやきが
室温40度の音楽室で
聞こえたような気がする・・・

のは、夏の日の白昼夢？

誰かが
「幸せ」を
落としていった・・・

今朝、出勤途中、
時計台前の交差点。

手前の歩道に
きらりと光るグリーンのものが。

四つ葉のクローバーの、
ストラップ？

幸運のお守り、
誰かが
落としちゃったんだね。


何だか、
そのまま素通りできなくて、
渡りかけていた横断歩道から
引き返して
拾った。

で、すぐそばの街路樹の
植え込みの石の上に
そっと置いた。

落としたときに
ストラップとクローバー本体は
離れちゃっていて、
たぶん、
落とし主さんも
どこで落としたかわからなくて
取りには来られないだろうけど、
｢幸せ」を
路上にほおっておけなかった。


四つ葉のクローバー。

そこを通る人達の
ささやかな幸せ、
頼んだよ。

一人で淋しいかもしれないけど。