江戸佃煮の中野屋さんのお向かい
谷中煎餅で堅丸1枚65円を買って・・・
ふと、坂道を見下ろすと・・・

そこは三丁目の夕日の世界。

夕焼けの名所
夕焼けだんだん。

谷中銀座商店街に通じる
長い長い階段。


野宮的谷根千散歩2日目は
夕焼けだんだんを背にして
谷中煎餅の脇の路地をついと入ります。

江戸情緒あふれる谷中界隈に
真っ白の美しい建物が・・・。

「現代の名工」
稲村省三さんのチョコレート専門店
「ショコラティエ　ショウゾウ・イナムラ」

行列してでも食べたいチョコがこれ♪

「谷中」300円。
谷中名物、生姜の風味が広がるショコラ。
だんだん模様は
夕焼けだんだんをイメージ。


谷中から言問通りに突き当たる。
おお～。
またまた仁先生に会えそうな
この江戸っぷり！

創業80年を超える
豆大福の名店
「谷中岡埜榮泉」

風格ある屋根瓦に
板を重ねた下見板は
まさに江戸の町家の典型的な様式。

こんな建物の老舗で
家族経営で
真面目に作られている
豆大福が
美味しくないわけがない！

ほんのり塩の勝ったこしあんは
まさに野宮範子好み。
個人的に
豆大福ベスト３にランクイン。

この「岡埜榮泉」の真向かいにあるのが・・・

凄い看板でしょ？
「愛玉子」
オーギョーチー、と読みます。
台湾にしか自生しない果物
オーギョーチーの種から抽出した
ペクチンを固めた
腰のある透明ぜりーに
レモンシロップをかけただけの
レトロモダンおやつ。

サトウハチロー、東山魁夷など
多くの著名人に愛されたおやつ。


震災にも戦災にも大きな被害を
奇跡的に受けなかった谷根千界隈。

夕焼けと猫と路地の町は
江戸が残っているんじゃない。
江戸が生きている。

そしてこの街に魅せられて
若い世代が
カフェやギャラリーを営んでいます。

江戸と今が、仲良く手をつないでいる町。

ぺたんこ靴と
ほんの少しのお小遣いを持って
あなたもお散歩してみてください。


南方先生や咲ちゃんの声が
どこからか聞こえてくるかもしれません。


美味しい
楽しい
タイムスリップが
できますよ♪