AIR-G' FM北海道
リーブルのみや
プロフィール
野宮 範子
野宮 範子
3月14日生まれ 魚座
A型 室蘭市出身

サッカー観戦が趣味。
特技は、本の速読。

ブログタイトルは、好きだった書店から。本を中心に書き込んでいこうと思います!
2011年8月23日  11:46
親子の絆・サッポロ・テキサス
LTW2日目。

ビビクルは
スマイル=絆を深めようプロジェクト
進行中。

ブラピ&ショーン・ペン
ハリウッド2大俳優共演で
話題の映画
「ツリー・オブ・ライフ」
観てきました。


「強くなれ!
 社会的に成功しろ!
 男らしくあれ!」

厳格で強権的で
自分の価値観をグイグイ
押し付けるばかりの父親。

50年代のアメリカ・テキサス。
保守的でマッチョで
宗教的にも厳格な土地柄・時代。
ブラピみたいな父親が
多数派だっただろう。

己の信念を
露ほども疑わない
愚かとすれすれの絶対的な自信。

この父親だけじゃない。
自分自身も
親になってみて
子を愛するあまりの
愚かしさに
はじめて気づく。

間違っちゃうこと
あるんだよ。
愛し方、間違うこと、
ある。

ブラピの父親も
自分の信念が
現実から
手ひどいしっぺ返しをくらってはじめて
どれだけ自分の子供を
傷つけてきたかを
理解する。

そして
彼は
謝った。
不器用に謝った。
父を恐れながら同時に慕う
思春期の息子に。

お互い
そんなつもりじゃないのに
傷つけ合いながら
でもそれぞれの糸の端っこは
決して離さないで
あがなう
親子の絆。

地球が生まれたときから
繰り返される
命の営みを
幻想的に挿入しながら
映画は言いたかったのだろう。

魂の絆は
決して切れないと。

札幌のショッピングセンターの
エスカレーターで
見かけた若いお父さんも
映画の中の
50年代のテキサスの
ブラピ演じる若い父親も
ゴツゴツした人差し指で
生まれたての赤ん坊の
小さな足を撫でていた。


その温かさと
はかなさは
いとおしい命そのものだ。




緑濃い晩夏に
そっと近づく
秋の気配。
ななかなどの実が
実っています。

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