都会の真ん中の
小さな野草園に
静かに咲いていました。

オオバナノエンレイソウ

時計台の敷地内。
北国の草木が
試験栽培されている
小さな野草園。

今見ごろを迎えているのが
オオバナノエンレイソウ。

真っ白い3枚の花びらに
黄色い花芯。

このフォルム・・・
北大の校章のデザインにも
なっています。

漢字では
「大花の延齢草」。

小さな葉っぱが1枚出るのに5年、
可愛い葉っぱ3枚になって
花をつけるまでに5年。

花を咲かせるようになるには
10年から15年もかかるお花。

ゆっくりゆっくり
時間がかかっても
自分の花を
咲かせよう。


長い時間をかけて
ようやく咲いた
真っ白いオオバナノエンレイソウ。

ようやく、ようやく
花、咲かせたんだよ。

土の中で
ずっと会いたかった
5月のお日さまに向かって
みんなみんな
上を向いて
精一杯咲いている。


それぞれに
花の咲く時期が
あるんだ。


あせらないでいいんだよ。

白い花が教えてくれる。

オオバナノエンレイソウ。
花言葉は
「奥ゆかしい」

初夏の木漏れ日を受けて
ニセアカシアの真っ白い花が・・・

初夏の札幌に
パープルの風が吹く。

紫のライラック。
もうすぐ咲くよ。