AIR-G' FM北海道
リーブルのみや
プロフィール
野宮 範子
野宮 範子
3月14日生まれ 魚座
A型 室蘭市出身

サッカー観戦が趣味。
特技は、本の速読。

ブログタイトルは、好きだった書店から。本を中心に書き込んでいこうと思います!
前のページ次のページ
2011年3月23日  11:36
ていねいにていねいに
お豆を炊いてみた。

ひじきを煮てみた。

ことこと、ことこと・・・

なんだか
落ち着いてくるよ。


お豆はほっこりと、
親指と薬指でつまんで
つぶれるくらいまで
柔らかくなったら
三温糖を加えて
一煮立ちしたら
あとはしばらく休ませる。
じんわりじんわり
お豆の芯まで甘みがしみこむのを
ゆっくりと待つ。

ていねいにていねいに
待ってあげると
硬いお豆がふっくら炊ける。
からからのひじきが
ほっこり炊ける。

ていねいにていねいに
台所で時間を過ごす。

するとね、
なんだかね、
ほら不思議に
心が落ち着いてくるんだ。


ゆっくりと炊いたおかずさんたちは
急いであわてて食べなくても大丈夫。
ふたつきの器の中で
いつも待っててくれる。
常に備えるお菜、常備菜。


安心だ。


心が落ち着かないときは
ことことお鍋の前にたってみよう。

いつもより
少しだけていねいに暮らしてみる。


さあ、ご飯炊いて、
お味噌汁作って。


夕餉
朝餉

いい言葉だね。


今、気づいたよ。

「向かい合って食べる」って
書くんだ。


みんな、ご飯、食べた?

芸森プロジェクトの
ファイナル・パーティーの
デザートより。

パンダマカロン。

ちょちょっと
黒いふちどりしただけで
何で、こんなに愛らしいの?

って、言いながら
ぱくっ♪

2011年3月22日  12:21
桜のチカラ
桜が咲いたよ。

おととい20日に静岡で
きのう21日には熊本で
桜の開花が確認されました。


自然の猛威に打ち震え、
恐怖と不安に怯える日本列島ですが、
自然は同時にこれほどまでに優しい。

凍りつきそうな冬の後には
必ず
必ず
春が来る。


だって
桜が咲いた。


今朝のビビクル標本木は・・・
早朝の逆光をすかして
僅かに
僅かだけど
桜の花芽が
ほんのり赤みを帯びている。
1ヶ月と半分もすれば
ピンク色に笑ってくれるはず。


再生のチカラ。

植物の生命力には
人智を超える強靭さがある。


火山の島、ハワイ島。
燃える火の女神ペレの怒りか、
今も活発な火山活動が続いている。
最初はゆっくりと静かに
ひたひた、ちろちろと忍び寄る溶岩。
あっという間に火の舌は
麓の街を焼き尽くし飲みつくし
真っ黒な溶岩に変えてしまう。
人はなすすべもなく、
ただおののき、
街を捨て、逃げるしかない。
でも、
静寂の真っ黒な溶岩の台地から
いつしか、
小さな小さな緑の芽が
顔を出している。
焼き尽くされた大地から
命が
再生している。


自然はかくも過酷で
かくも優しい。

再生の春。

みちのくの桜
開花予想は
4月の10日過ぎ。

人々の心に、春を。
再生の春。



2011年3月17日  13:19
街を歩く
昨日ようやく、
はじめて、
札幌駅前通地下歩行空間を
歩きました。

12日に開通していたのに、
大震災から6日間、
街を歩いていなかった自分に
あらためて気づく。

札幌の地下は
大通から・・・
駅前から・・・
人がいっぱい歩いている。

ほんのりと暖かい。
地下街のお店分も
スペースになっているので
幅が広い。
確かに
単なる長い地下道ではなく
「空間」だ。

天井を見上げる。

3・11以後の現実。

ひとつ置きに点された照明。

被災しなかった街ができる
ひとつの復興への支援の形。

薄暗いとは思わなかった。
人が行き交い
語らう「空間」にとっては
落ち着く明度に思えた。

100%の照明レベルと比べると
薄暗いのかもしれない。
でも、
これまでの100%の暮らしを
もういちど見直す機会でもある。

3・11以前を再考し、
今を見つめて
社会活動を経済活動を
動かしていく。

被災しなかった私たちが
できること。

語りましょう。

ニッポンは
復興へ向かって
これからフルマラソンだ。
今からトレーニングしておこう。

肉離れや
筋肉痛起こさないように。

2011年3月16日  12:00
サクラサク・サクラはサク
十五の春。

たくさんの桜が咲いた。

公立高校合格発表日。


サクラサク。

合格電報の定型文が
そのまま祝合格の代名詞。


サクラとサクの間に
「は」を入れたい。

必ず春は来て
必ず桜は咲く。


被災地に雪が降っています。
瓦礫の上に白い三月の雪。
「避難して来て一番寒い」と
暗い避難所で凍える人々の
みんなの心に桜が咲く春が
やってくるように、
「今、やんなくちゃなんないことを
やろう」
ココロを元気にしていないと
さあ、出番と言う時
困るからさ、
だからいつもの自分の役割を
まず果たそう。

家事をして
仕事をして
ちゃんと食べて
ちゃんと寝て
人と語らい
エネルギーを充電しておこう。

震災前の東京土産
桜ひとひらのクッキーを食べて
さあ、午後からも
いっちょ~!



2011年3月15日  12:32
単位
大震災から5日目。

北海道に住む私たちは
いつも火曜日を迎えているけれど、

信号も
ちゃんと灯っているし、
なごり雪の時計台は
白く美しい。


でも、
被災地からは
1000人単位でご遺体が発見され
死者・行方不明者は
万人単位に上ると予想されている。


原発関連のニュースでは
放射線量の単位が
マイクロシーベルトから
ミリシーベルトに
すっと、切り替わった。
すっと、1000倍に上昇したと
いうことだ。


これまでの「単位」が
まったく通用しない。

亡くなった人を
万人単位で数えるなんて。


でも、
1000人単位でも
万人単位でも
一人一人の命なんだよ。

一人の命に
ひとつの人生があった。
繋がる家族、友達がいた。
悲しみの形は単位でくくれない。

単位の切り替えに
ついていけない自分がいる。

ついていけなくていい。

数字で測れない
ものがある。


前のページ次のページ
このBLOGのトップページ  前のページに戻る
2011年3月
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
前の月   次の月