AIR-G' FM北海道
リーブルのみや
プロフィール
野宮 範子
野宮 範子
3月14日生まれ 魚座
A型 室蘭市出身

サッカー観戦が趣味。
特技は、本の速読。

ブログタイトルは、好きだった書店から。本を中心に書き込んでいこうと思います!
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2011年3月31日  11:59
ゆく3月に
きょうで3月が終わります。

私たちにとって
忘れられない月に
なりました。


忘れられない
忘れてはいけない
ふたつの月。



広島・長崎に原爆が投下され
戦争が終わった8月。

そして
地震と津波が
日本列島の胸元を
抉り取ってしまった3月。



いくつもの8月を重ねて
今の平和があり、
これからいくつもの3月を重ねて
もういちど安心を
取り戻すんだよね。

いや、
取り戻すんじゃない。
安心を
みんなで
作っていくんだね。



3・11
私たちの心に
刻み込まれた数字。


なかったことなんかできない。
夢だと
いまでも思いたいけど、
なかったことになんかできない。


被災していない私たちは
いつもの生活を
まずは続けていく。
キープオンスマイルで。

大きな大きな涙の海の上に
安心の大地を作っていくんだ。


心の土台が
大きく大きく
転換した日。
2011・3・11


3月が過ぎようとしています。

行く3月にはなむけの花を。


明日から4月!

春をチャージしていこう!


春ドルチェ♪

ふきのとうのソルベを
いただきました。

大通BISSEのチャイナレストラン。
大切な仕事仲間たちの
旅立ちを祝い、
これまでにありがとうの
送別パーティー。

ほろ苦いふきのとうのソルベ。

ちょっ切ない送別の宴には
ふさわしいドルチェだった。


☆おまけ☆

手前のカーキ色っぽいのは
何と~
干し芋とゴルゴンゾーラの
サンド。


干し芋も
ゴルゴンゾーラも
であった当人達が
びっくりするような
サプライズなお味。

不思議に合う。


浴衣でタップ踏んでるみたいな・・・?

2011年3月30日  11:41
気がつけば
気がつけば
街中はすっかり春。

春どころか、
お洋服屋さんのウィンドウは
初夏の香りすら漂っていました。

久しぶりにのぞいたセレクトショップ。
真っ白なコットンレースや
オレンジのフラワープリントのトップスは
もう半袖やノースリーブ。

ウェッジソウルに
ヴィヴィッドカラー。
靴屋さんの主役は
すでにサンダルです。

桜前線もちゃんと北上しています。
うつむくこともせず、
ちゃんと前を向いて、
東京に花を咲かせ
みちのくに向かおうとしています。

そうできる環境だったら
いつもの春を過ごしましょう。
人も物も動いて、
経済や社会活動、
キープしていきましょう。
傷ついた仲間たちが
社会の現場に戻ってくる日まで
「キープ」するお役目がありますものね。




気がつけば
お雛さまから五月人形の季節。

チーム桃太郎。

お供を束ねる
桃太郎のリーダーシップ。

学ぶところ多いな。


2011にふわさしい五月人形かも。

2011年3月29日  11:38
貴婦人のKISS
3・11前に日本を旅立ち
震災後、無事帰国した知人の
イタリア土産。
コロンとした形がキュート♪

イタリア語で
「バーチ デ ダーマ」

「貴婦人のキス」という
愛らしい名前がついています。


アーモンド風味のクッキーで
リッチなガナッシュクリームを
サンドしたお菓子。


さすがイタリア。
パッケージもお洒落~♪
レモンイエローの
ラッピングペーパーに
ブラウンのラフィラが
大人なセンス。

デザインの国ですね。


貴婦人のキス。
アーモンド・・・
というよりは
私にはヘーゼルナッツの風味が
感じられる。

イタリアの貴婦人は
どっちがお好み?
アーモンドとヘーゼルナッツ。


3・11
地震発生当時
イタリアへの機上にいた友人は
ミラノの空港に降り立ち
ロビーのテレビ映像に
意識がフリーズしたそうです。
「これって、日本、だよね・・・」

発生直後
CNNあたりから流れるのは、
「68万人ミッシング」とか
ショッキングなヘッドライン&映像。
異国の地で茫然自失。


国際携帯で日本の最新情報を
メールしてあげました。


私も以前
東方沖地震の発生を
ハワイのホノルルで知った経験が
あります。

平和なワイキキの朝。
突然響き渡る「TSUNAMI」警報のサイレン。
車の消えたカラカウア通りを
走る抜けるパトカー。
思わずつけたテレビからは
早口の英語で
「ホッケ~ドゥー!」
・・・
「今、HOKKAIDOって言った?
 言ったよね?
 北海道で地震?」

日本が真夜中なのを承知で
思わず身内に電話をかけたこと。

国際電話がかかるまでの
あの時間が永遠に感じるほど
長かったこと。

潮位の変化はさほど大きくはなかったが
午後まで徹底した避難体制は
解かれなかったこと。

はっきりと覚えています。

9月の最も過ごしやすいハイシーズン。
真っ昼間なのに
人っ子いないワイキキビーチ。
異様な風景は
TSUNAMIを知るハワイアンにとっては
必然の光景だった。


アメリカ太平洋津波情報センターは
ハワイにある。
広い広い太平洋を挟んで
小さな島同士は
TSUJNAMIの怖さを共有しています。


3・11の地震では
ハワイの海岸にも
1m以上の津波が確認されたそうだ。


常夏の国の人々も
TSUNAMIの痛みを
我が事のように
感じているに違いない。









2011年3月28日  11:25
暮らしの器
春を待つ。

桜模様の器に
心惹かれる季節ですが、
被災地の人々は
お皿やお椀もない毎日を
過ごしています。

暮らしの目線の防災アイデア。

神戸の料理研究家の方が紹介していた
「新聞紙で作る器」

新聞紙1枚を
真四角に折って
三角に折って
両端を折り込んで五角形にして
てっぺんの三角を折り返すと・・・
ほら♪

てのひらサイズの「お椀」が
できた!

内側にポリ袋をかぶせて使います。

新聞紙を厚めにすれば
温かいお味噌汁やスープも
入れられるそうです。


情報伝達という使命を果たした後は
ごはんを盛るという
第2の使命を果たす。


ニュースペーパー。
やるな。

2011年3月24日  11:35
檸檬忌
きょう3月24日は
「檸檬忌」

31才で夭折した
作家 梶井基次郎の命日。


代表作「檸檬」にちなんで
「檸檬忌」


「檸檬」って何気に打てちゃうのも
デジタル時代のおかげだ。


文庫本で「檸檬」を読んだ
青春まっただなかには
絶対、書けなかったな、
この漢字。
作品に出てくる
「私」がレモンを買った果物屋さんは
実在した。

「した」と過去形になってしまう。

京都の寺町通の老舗「八百卯」
惜しまれながら
2009年1月閉店、
創業130年の歴史に幕を下ろした。
4代目のご当主急逝が理由とか。

いつか行ってみたいなと
思っていたのに
残念なニュースだった。


昭和初期の京都
寺町通。

「そこは決して立派な店では
なかったのだが、
果物屋特有の美しさが
最も露骨に感じられた」
(梶井基次郎「檸檬」より)


レモンイエローの絵の具を
搾り出したような色と
ずんぐりとした紡錘形が
好きだと「私」は言う。


ちょっと黄ばんだ
「檸檬」の文庫本
書棚に眠っていたら
3月24日、
ちょっとページをめくって
みませんか。

不思議なユーモアすら漂う
小品の結末。
今、読み返してみて
ふと、思った。


「時計仕掛けのオレンジ」
映画の原作は1960年代に
イギリスの作家によって書かれている。
ユートピア(理想郷)の反対
ディストピア(絶望郷)小説と
言われているが
映画化されたあの印象的なポスター。
原作者はどこかで
遠い日本の私小説「檸檬」を
読んでいたのではないか。

まったく違う小説だけど
印象的なモチーフは
共通点がある。

空想だけど。


本を読んで空想する。


何かが積み重なって行く。

「知層」って
ACジャパンのCMが言ってたな。


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