プロフィール
野宮 範子
3月14日生まれ 魚座
A型 室蘭市出身
サッカー観戦が趣味。
特技は、本の速読。
ブログタイトルは、好きだった書店から。本を中心に書き込んでいこうと思います!
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Vivid Couleur(ビビッド・クルール)
2012年7月12日 11:19
沖縄弾丸週末旅~最後の晩餐編
沖縄の聖地もめぐり
美ら海でジンベイくんにも
マンタさんにも会えて、
さあ、3日間の弾丸週末旅の最終夜。
沖縄最後の晩餐は
「琉球王朝料理」の夕べであります。
あの首里城で
琉球の王様たちだけが食べていた
「琉球料理」
ゴーヤーチャンプルーのような
庶民が親しんだ「沖縄料理」とは
また違う魅力にあふれています。
洗練の極み。
清国や薩摩のお役人をも
圧倒したその料理。
那覇市内にビル群のはざまに
奇跡のようにひっそりと残る
一軒の古民家。
今では希少な
琉球王朝料理を伝えるお店です。
20年ぶりの再訪は
やはり感動の幕開でした。
見事な琉球漆器。
「東道盆」と呼ばれる
(とんだーぼん)
前菜を盛り付けた独特の器。
螺鈿細工に見惚れながら
蓋を開けると・・・
目にも美しい
手の込んだ前菜の数々。
甲イカを見事な飾り切りで
仕上げた「花いか」
「カジキマグロの昆布巻き」
ぐるくんなど沖縄の魚を使った
色々なかまぼこ
細長いクレープのような
「ポーポー」は
まさに琉球クレープ
上品な肉味噌が巻いてあります。
箸をつけるのがもったいない。
が、美味しくて美味しくて
完食(笑)
まるで湯葉のような・・・
「なかみのお吸い物」
なかみとは豚の胃と腸のこと。
脂身と汚れを取り除き
おからや小麦粉をまぶして
何度も何度も水洗いをし、
生姜と脂で炒め湯がいた後、
短冊に切り、
さらに何度も湯がきを繰り返して
鰹だしと肉だして作った
透明の金色の合わせ汁に
浮かせたお吸い物。
本当に、
何も知らずにいただいたら
湯葉だと思います。
感動。
「みぬだる」と
「田芋から揚げ」と
「ゴーヤーの地漬け」
黒いのが「みぬだる」
黒胡麻をすり鉢で液状になるまで
すり潰し、
砂糖・赤酒・醤油を加えて
豚肉に載せて蒸したもの。
「田芋のから揚げ」は
甘辛だれがしみこんで
大学芋みたい。
「地漬け」は沖縄独特の漬物。
梅干と氷砂糖で漬け込んでます。
一品一品。
絶妙のタイミングで供される
琉球料理の晩餐。
ひととき
琉球の王様気分。
首里城にワープしたような。
古の琉球王朝料理。
それは
気の遠くなるような
時間と手間をかけた
洗練の極み。
琉球王国の誇りが
見事な漆器の器に
詰まっていました。
機会があれば。
ぜひ。
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