AIR-G' FM北海道
リーブルのみや
プロフィール
野宮 範子
野宮 範子
3月14日生まれ 魚座
A型 室蘭市出身

サッカー観戦が趣味。
特技は、本の速読。

ブログタイトルは、好きだった書店から。本を中心に書き込んでいこうと思います!
2012年7月10日  11:27
沖縄弾丸週末旅~その③
再び真夏の沖縄へ。
ご一緒に旅しましょう。

海の見えるカフェを後に、
今回、絶対に行きたかった
琉球最大のパワースポット
「斎場御嶽」
(せーふぁうたき)へ。

御嶽(うたき)は「聖地」のこと。
沖縄にはたくさんの御嶽がありますが、
「斎場御嶽」は
琉球王国最高の聖地。

海の向こうの楽園
ニライカナイからやってきた
神様が琉球を造ったという
ニライカナイ伝説にも
現れます。

南城市の海岸沿いから山側へ。
鬱蒼と繁る熱帯林の中に
歴史を感じる参道があります。
何だか、緑が濃い。
空気が違う。
厳かな気持ちになる。
参道の入り口
「御門口」
(ウジョウグチ)を通って
御嶽内へ。
その昔は女性しか入ることが
許されなかったとか。
神の声が聞こえるのは祝女(ノロ)。
女性でしたからね。
やむを得ず男性が入る場合は
女装したそうですよ。

やがて左手に
最初の拝所
「大庫理」(ウフグーイ)が。
平たく石を敷き詰めた場所が
祈りの場(ウフナー)

ここまで来ると
不思議と言葉少なになる。
大きな大きな何かに
見つめられているような
抱かれているような
不思議な感覚。

そして、
さらに参道を進むと
最大の拝所
「三庫理」(サングーイ)だ。

凄い・・・。


2本の鍾乳石の巨石が
三角形の空間を作っている。
1万年以上前の地層の変動で
造られたらしいが、
それ以上の力を感じてしまう。

この空間の突き当たり部分が
それぞれ拝所になっていて、
三角形を通り抜けて
東側を向くと・・・
サンゴ石を覆いつくす濃い緑が
ぽっかりと開いて
神の島「久高島」が見える。
(海面のちょっと濃い部分)

久高島。
ニライカナイからやってきた
神様が一番先に造った島と言われ、
長い間、男子禁制の祝女(ノロ)の島。
今でも12年の一度の秘祭
「イザイホー」が行なわれている
まさに神の島。

サンゴ石が崩れて
自然の産物として
この風景が生まれたらしいですが、
ここにも
何だか自然以外の意思を感じてしまう。

それが聖地の力なんだろう。

ドラマ「テンペスト」にも出てきた
琉球王朝最高の巫女「聞得大君」
(きこえおおきみ)
実際に15世紀から19世紀までの
400年間、琉球王朝の神事を
司っていました。

この斎場御嶽には
当時、久高島からわざわざ運び入れた
聖なる白砂が敷き詰められていたと
いいます。

大きな勾玉を胸に下げた
聞得大君の
祈りの声が・・・
聴こえるような・・・
気がする。

ここは祈りの場所。

石一個
葉っぱ一枚
枝一本
持ち帰ってはいけないそうです。


敬虔な気持ちになる
琉球が始まった聖地。

行ってよかった。

ありがとうございますと。
心から感謝を感じて
御嶽を後にします。

旅はもうちょっと続く。

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