マイケル・ジャクソン。
最後のツアー。

目的地は
永遠のネバーランドだった。

しかもチケットは
ワンウェイ。


キング・オブ・ポップの
短い人生の後半は
スキャンダルと伝説に埋め尽くされ
現実のネバーランドも
すでに売却され、
彼のものではなくなっていた。


今朝、音楽評論家の湯川れい子さんが
彼も最も不幸だったことは
子供の頃に受けた父親からの暴力だったと
話されていました。

人を愛し、愛されることに
臆病になってしまった
不世出のスーパースター。


本当のことは
マイケルにしかわからない。
彼の心の中の
子供と大人。


昨日から繰り返し流される
ジャクソン５時代の映像。

飛び跳ねるように
歌い、踊る、
小さなマイケル。


50歳で自分の人生が
突然エンドを迎えるなんて、
小さなマイケルは
何も知らない。

キング・オブ・ポップ。

その音楽と
誰にも真似できなかった創造力に
リスペクトをこめて。

心からの追悼を。


小さなマイケルの
笑顔が
心に痛い。

夏の雲。

ネバーランドには
何がある？