のれそれ。

どろめ。

北海道人には？？？

しかし、土佐っぽは、
はちきんは・・・ごくん。
食欲がそそられる単語らしい。

こじゃんと美味い。
春の海の味覚。


のれそれは、アナゴの稚魚
どろめは、イワシの稚魚

透明な幼生を
（妖精じゃない！）
つるつるっと
三杯酢などでいただく。

この間の女子会の
和食屋さんの八寸に登場。

右上方の赤い杯が
「のれそれ」

見た目、葛きり。
透明でとても美しい。
よ～く見ると・・・
ちっちゃなちっちゃな
おめめがついている・・・
よ～く見ると
ちゃんと穴子のフォルムである。


岡山ではベラタ
淡路島ではハナタレ
と呼ばれるらしい。

ハナタレにしては
繊細な、実に淡い、
海のくずきりような味わいである。

ハナタレとか
のれそれとか
ずいぶんな名前だが、
大化けするんだから。
30倍にもなるんだから。
あなたの大好きな大好きな
穴子になるんだから。

のれそれの呟きが
聞こえる。


春のかそけき囁きである。

おまけ。

これも
暖かい南の海の
春の味覚

太刀魚。

お造りは初めていただいた。

焼き物も美味いが
なかなか脂ののりが
色っぽいお造りである。

ふふ。
春の食材って
ちょっと色っぽいです。