家電にも心がある！

我が家の
1993年製のオーブンレンジ
命の灯火が
細く細くなり・・・
刻々と別れの日が近づいている。

君の後を引き継ぐ
ぴっかぴかの
「回らない」
最新型ウォーターオーブンが
リビングに控えていて・・・

いつ君がお役目を終えても
何の心配もないのだけど。

でも、
ものすごく
悲しい。
淋しい。
切ない。

君との別れが。

君と過ごした17年。
仕事と子育てと家事と
てんてこまいの17年。

君がいなければ
ピンポン玉みたいな
冷凍ご飯を
毎回チンする離乳食できなかったし、
クリスマスのチキンも
おからマフィンも
お誕生日のグラタンも
疲れて帰宅
一人分の冷凍カレーも
温められなかったよ。

人の機嫌は
日によって違うけど
君はどんなに朝早くても
夜遅くても
いつものように
いつも誠実に
ピッ！ヴォ～ン、チン♪
働いてくれた。
たまには休みくれなんて
文句も言わずに
17年間働いてくれた。

17年間の幸せのレシピのために。


ありがとう。
さよなら。

新しいイケメンオーブン君にも
君のスピリットを
よく話して聞かせるよ。

黙って働く尊さを。



長く暮らした家電たち。
リスナーさんちの家電たち。

まだまだ現役の
89年製の
91年製の
97年製のオーブンレンジさん、

調子が悪くなって
新しいのを買って
捨てようとしたら動き始めた
2000年製の洗濯機さん、
「頑張って働くから
私を捨てないで～」という
メッセージだったの？

結婚と同時に買われて
11年たって、
夫の体重も増加して
支えきれなくなったのか
スプリングが悲鳴をあげ・・・
新人にリビングの座を譲り、
今は車庫で余生を送る
黄色のソファさん。


君たちのことは
忘れない。

モノには
心が宿る。

今週の女子会ランチで
出合ったパスタ。

菊の花がアクセント。

秋色パスタ。