「隠れ家」というにふさわしい
和食屋さんでお食事しました。
場所は・・・中央区・・・
山に近い宮の森○条○丁目・・・。
生まれは南伊予というご主人が
たった1人で切り盛りしている、
カウンターのみのお店。
旬の素材を、
これまた素晴らしい器で
出してくれるんです。
織部とか信楽の渋いのとか・・・。
全国の陶芸家さんが
「おじさん使ってよ」って
持ってきてくれるらしい。
何者だ？ご主人は。

その日の美味しい旬の素材が
日本中からおじさんの元に
集まってくる。
蛸の子とか、
剥きたてのヤングコーンの
天麩羅とか。

ほよ？
カウンターの向こうで、
赤い小さな何かが
さわさわ、動いている・・・。
四万十川から届いた沢蟹ちゃん。
川から捕獲され、冷蔵で
「仮死状態」になっていた蟹さん。
カウンターで常温に戻され、
復活、
さわさわ動き出したらしい。
・・・が、息を吹き返した次の瞬間・・・
熱い天麩羅油のお風呂へ・・・。
合掌。
抹茶塩とともに、神妙に頂きました。
ごめんね、蟹さん。
美味しかったよ・・・。

500円玉よりも小さな小さな蟹さん。
天麩羅になる運命とご存知だったか・・・。
かりリと噛みしめれば、
香ばしい風味と
四万十川の藻の香りがした・・・。