5月10日

野宮範子です。
我が家の前の桜並木は花吹雪から、そして葉桜の季節。
遅咲きの八重桜の濃いピンク色が
新緑に映えています。

そして・・・
ふと地面をみると・・・
散った桜の花びらが、
ちいさな水溜りの水面（みなも）に浮かんで、
すう～っと滑るように流れていきます。
桜色の小舟が、
春から初夏へと旅をしているよう・・・。
「花筏」（はないかだ）
晩春の季語にもなっている情景です。

桜は凡人を詩人に変える。
魔法のお花。

桜の小舟はどこへ・・・？
眩しい新緑の季節をめざして旅をするのです。
ああ、詩人な私。
誰か、止めて。

八重桜の濃いピンク色って、
ちょっと、色っぽい・・・。