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[過去の放送]

2012年11月25日

オオワシ

今週のキーワードは、北海道を代表する猛禽類<オオワシ>。
世界的にみてもオホーツク海沿岸周辺にだけ生息する貴重な鳥。
世界で5,000~6,000羽、そのうちの約2,000羽が北海道で越冬しています。
お話を「自然ウォチングセンター代表 島田明英さん」にうかがいました。

島田明英さん拡大画像
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国の天然記念物、絶滅が危惧される大型動物ですが、冬の北海道で出会う事ができます。
全長約1m、翼を広げると2から2.5mにもなります。
成鳥は、黒褐色に、肩・尾・腿が白色。巨大なクチバシと足は黄色。
黒と白、黄色のコントラストが美しく、大きな翼を直線的に広げ、ゆっくり優雅に上空を舞う姿は雄大です。
主な繁殖地は、サハリン、カムチャツカなどオホーツク海沿岸のロシア。
産卵・子育てなど夏を北で過ごし、10月~11月頃になると北海道に渡って来ます。
主食を魚とするため、北過ぎると冬のエサ場が凍り、魚が獲れなくなることから、少し南下し北海道に移動してくるのです。
ひと冬過ごし3~4月頃になると再び繁殖地へ向けて旅立ちます。
北海道に来るオオワシは、スケソウダラ漁のおこぼれを目的に集まってきていました。
特に知床の羅臼はオオワシのメッカとして有名。
しかし、近年はスケソウダラ漁の不振、同時に山間部ではエゾシカが増加し、うち捨てられたシカを求めて山に移動している傾向にあるようです。
また、それに伴い鉛製の弾丸を飲み込んでしまい鉛中毒による死亡率の増加という事態も起こっています。
その他、電線での感電や風力発電への衝突なども減少の原因にあげられています。
収録中風景拡大画像
大型で精悍な印象のオオワシ。
あの鋭い爪で大きな魚をガッと捕まえてというイメージですが実際はそうでもなく、わりと弱った魚や息絶えて打ち上げられたものなどをエサにしているそうです。
エサの獲り方も含め、意外と温和な鳥だといいます。
時にはエサ場でカラスに追い払われたりしていたそうですよ!
さぁ、これからの季節はオオワシに出会う機会もあるかもしれません。
道東・道北に限らず、例えば札幌でも豊平川の上空をたまには飛んでいるそう! また、春に北へ帰る時には稚内の宗谷岬にたくさんのオオワシ達が集まるそうです。

●今週のプレゼントは“オオワシの絵が描かれたマグカップ”です。

★番組の感想をそえて、12月1日(土)までに応募してください。
オオワシの絵が描かれたマグカップ拡大画像
○来週のキーワードは「冬道の雪を防ぐ」です。

<ディレクターYの編集後悔記>
今回のインタビュー約20分。
卵は2個くらいを産むそうですが、巣立ちまで成長できるのはおよそ50パーセントくらいだそうです。やはり、大きい巣のために他の動物に捕食されたり、巣から落ちたりするからだそうです。

[過去の放送リスト]

2012年11月25日

11月25日の放送

今週のキーワードは、北海道を代表する猛禽類<オオワシ>。
世界的にみてもオホーツク海沿岸周辺にだけ生息する貴重な鳥。
世界で5,000~6,000羽、そのうちの約2,000羽が北海道で越冬しています。
お話を「自然ウォチングセンター代表 島田明英さん」にうかがいました。


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北海道創価学会


山口 由美
Yumi Yamaguchi

私たちの住む、ここ北海道には、まだまだ、知らない自然や文化、そして歴史の魅力が一杯あると思いませんか。

知っているようで知らない「コト」や「モノ」の宝庫。まさに北海道は宝島ですね。

この番組は、毎週いろいろなキーワードについて、北海道の自然が持つ魅力や不思議をゲストの方のお話を交えながら、楽しくゆったりとお送りするプログラムです。

さて、今週はどんな宝物に出会えるでしょうか。