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2008年10月24日

栗のお話

今日は、秋の味覚、栗のお菓子のお話です。

栗を使ったお菓子は、様々ありますね。
栗きんとん、栗饅頭、栗羊羹、モンブラン、マロングラッセ。

中でも、出来上がるまでに長い時間と
手間隙がかかることで知られるのがマロングラッセ。

マロングラッセは、やわらかく煮た大粒の栗を
お砂糖漬けにしたフランス生まれのお菓子です。
一般的には、ブランデーや、ラム酒などを砂糖液に加えて風味をつけますが
10日ほどの長い時間をかけて徐々にお砂糖液をしみ込ませます。
シロップが乾燥した後、透明なガラスのような
膜が出来るとマロングラッセの完成です。

ところで、マロングラッセのマロンは、もちろん栗のことですが、
マロンとは、本来はトチノキ科のマロニエの実のことなんです。
かつてマロニエの実を使ってマロングラッセを作っていたんですが、
後にクリの実で代用するようになり、その結果、
マロンにクリの意味を表すようになったといわれています。

マロニエって、歌の歌詞にもよく登場するなんだか
ロマンティックな木というイメージなんですけど
どんな木かご存知ですか?

マロニエの木はとても大きくなり高さ25m、
太さも1mを越えるものが少なくないんですよね。
葉も非常に大きく、茎に葉っぱが、5~7枚ついているんですが、
それがを掌状になっていて、全体の長さは50cmにもなるんです。
緑色でなんとなく、夏用の天狗のうちわみたいな感じにも見えます。

さて、栗のケーキと聞いて、真っ先に思い浮かぶのはモンブランでしょうね。
日本で最初のモンブランは、自由が丘の洋菓子店「モンブラン」だといわれています。

1933年、初代の店長がフランスのシャモニーを旅したときに見た
アルプス最高峰のモンブランの美しさにひかれて店名にし
その時、モンブラン山麓にあるカフェでデザートのモンブランにも出会いました。
そして、帰国後、モンブランを発売したということなんですね。

ただし、栗の甘露煮を使った黄色いモンブランは日本だけのもので
昔ながらの味とスタイルなんですね。

栗は、美味しいだけじゃなく、とっても栄養もあるんですよ。
栗の主成分は、糖質でブドウ糖やショ糖を多く含ため甘みがあり、
ご飯やパンの代用としてカロリー源になります。

ビタミンB1、C、食物繊維も豊富で、疲労回復、風邪の予防、便秘や、
肌の老化防止などにも効果的といわれています。

栗を沢山拾ってきたら、保存は、ビニール袋に入れ
冷蔵庫の野菜室等で保存して下さい。
また、0度に近い温度で約1ヶ月間冷蔵保存すると甘みが増しますよ。

余談ですが、最近、スイーツ好きの男性が益々増えているようなんです。
人気店の行列に並ぶ姿も見かけるようになりました。

2年前に札幌から東京・銀座に進出した「HOKKAIDO ミルク村」では、
お客さんの7割は男性、しかも40~50歳代が目立つそう。
山盛りのアイスに、好きなお酒をかけて食べるというスタイルは、
札幌でも男性ファンは多いですよね。
コンビニでも、スイーツを買う男性が増えていて、それだけじゃなく、
お菓子教室に通う男性も多いんですって!
おやつのケーキはお父さんの手づくり・・、
なんていうのも普通の時代が来るのかもしれませんね。

それでは、また来週!


  
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