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[過去の放送]

2008年2月15日

チュロスのお話

今日は「チュロス」のお話です。

チュロスというのは、スペインの揚げ菓子です。

日本では、遊園地(私は東京ディズニーランドで
初めて食べましたが)などに売っている、
あの細長いドーナツ風味の可愛いお菓子です。

このチュロス、スペインでは、朝食に出されるんです。
あるいは、お酒を飲んだ時に食べる軽食で、
日本でいうところの居酒屋さんにも置いているんだそうですよ。

スペインのものは、塩味で、一般的には
チョコレートドリンクにつけて食べます。

日本のお砂糖のついた甘いチュロスは、
アメリカのチュロスなんですよね。

アメリカのチュロスは、メキシコのチュロスを
アレンジしたと言われています。
メキシコは元々スペイン領でしたからね。
チュロスは、その土地土地で変化を重ねていったんでしょうね。

このチュロスの特徴といえば、
断面が星形で、見た目が可愛いということですよね。

でも、どうして、星形なんでしょう。
ただ見た目の良さのためだけか?と思いきや、
ちゃんとした理由があったんですね!

チュロスを丸い絞り器で搾ると揚げたときに、
中で固まっていない生地が急激に膨張して爆発を起こし
高温の油とともに飛び散る危険があるんです。
怖いですね!!

それを防ぐために、星形にして表面積を大きくして、
均等に固まりやすくして膨張する前に固めてしまうのです。
すごいでしょう(笑)

ところで、このチュロス、スペイン語で
「誰にでも簡単に作れる」という意味があるんです。
その名の通り作り方は、とっても簡単です。
でも、星形にするのを忘れずに!爆発しますよ。

それでは、チュロスのレシピを紹介しましょう。

【材料】
●薄力粉     120g
●塩       小さじ1/2
●水       1カップ
●揚げ油(オリーブオイル) 適量
●グラニュー糖  適量

(1)鍋に水と塩を入れ、沸騰させる。

(2)鍋を火からおろし、薄力粉を一気にいれて、手早くまぜる。

(3)柔らかなお餅のようになるので、星形金具のしぼり袋に入れて、
   揚げ油に直接絞り出す。(気をつけてね)

(4)中火でこんがりときつね色に揚がったら、グラニュー糖をまぶす。

ところで、スペインには、「ボロボロン」というお祝い菓子があるんですよ。
アンダルシア地方でクリスマスや、お正月に食べるお菓子ですが、
これは「幸せになれるクッキー」なんですよ!
形は、キャラメルのような四角いもの、まんまるんもの、
そして、円筒状のものと様々なんですが、
いずれも、口に入れるとポロポロと崩れやすいお菓子なんです。
たいてい一個ずつ紙に包まれているんですが、
このボロボロンを口に入れ、崩れないうちに
「ボロボロン、ボロボロン、ボロボロン」と
三回唱えることが出来たら幸せになれるという言い伝えがあるんです!
これ、自信あるんですけど(笑)一度チャレンジしてみたいですね。

では、また来週。


  
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