夕張マラソンで、スポーツライターの増田明美さんにお会いしました。
現役時代は、数々の日本記録を打ち立て、世界記録も更新した増田さんですが
その彼女が面白いお話をして下さったんです。

「マラソンは、長いからその人の本質が出るんだよな」って
高橋尚子選手の育ての親、小出監督がいつもおっしゃっているんですって。
これは、もちろんレースの運び方から、忍耐力、そしてチャンスのつかみ方まで、
本来その人が持っているものが全部でちゃうということらしいんですね。

「長いから本質が出る」
そう考えると、人生において長距離的な仕事、たとえば毎日の家事とか、
育児、そして、会社で毎日つけなければいけない日報など、
こういうところにその人の本質が出るのかも知れません。

さて、今日は、夕張マラソンで無料で配られていた「バナナ」のお話です。
バナナといえば、スポーツ選手にはおなじみの果物ですね。
筋肉疲労を癒して、すばやくエネルギーをチャージできるとても便利な果物です。

バナナは、何といっても輸入果物の王様。
その輸入量といったら、他のものを寄せ付けません。
輸入果物のうち、約6割がバナナで、残り4割をグレープフルーツ、
パイナップル、オレンジ、レモンなどで分け合っています。
バナナは、国内での生産がほとんどないため、99.9％が輸入ものなんです。
日本人一人当たりで計算すると、年間47本くらいバナナを
食べていることになるそうで、やっぱりバナナって身近な食べ物なんですよね。

ところで、みなさんは、バナナの旬っていつだと思いますか？
答えは、旬はない・・。
というか、バナナは一年を通して栽培できるので、言いかえると、一年中が旬なんです。
ただし、バナナの輸入量は、その月によって異なり、一番多いのは5月です。
これは、比較的他の果物が少ない時期なのと
運動会シーズンというのも関係すると思いますが、
バナナというのは、暑くもなく、寒くもない時期に食べたくなるようです。

バナナは、ミネラルも豊富で、100g中の食物繊維もレタスと同じと、
美容と健康に良い果物です。
このバナナがここまでおなじみの果物になったのは、
「種無しバナナ」に改良されたからでしょうね。
元々、野生のバナナには、種があって、
しかも、あずき大くらいの種が、かなり沢山入っているんです。
はっきり言って、食べづらいし、食べるところ少ないよね？！
というのが、野生のバナナ。
この種ありバナナは今でもフィリピンや、マレーシアあたりでは残っていて、
現地の方々は食べているそうです。

そして、驚いたことに、バナナって、種類が多いんですよ。
大きく分けると、生で食べるものと、煮たり焼いたりする料理用が
あるんですけれど、2つ合わせると300種類以上あるといわれています。

バナナは、低温（12℃以下）になると風邪をひいてしまいますので、
冷蔵庫には入れないで下さいね。

スポーツの秋！
上手にバナナを取り入れて、健康に過ごして下さい。

それじゃあ、また来週！