お砂糖は脳のエネルギー源ということで、
この番組では、毎月一回機知に富み、後世に名を残した人物に
スポットを当てているんですが
今日は、2006年、去年、ついに、映画・音楽界などのスターがひしめく
ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームに名前を刻んだ
「くまのプーさん」をピックアップします。

ウォーク・オブ・フェームは、米ハリウッドの殿堂！
プーさんの殿堂入りの証しとなる名前入りのプレートが
ハリウッドの目抜き通りの歩道にしっかりと埋め込まれています。

世界中で愛されている「くまのプーさん」は作者のミルンが、
1人息子、クリストファー・ロビン・ミルンのために書いた物語です。

プーさん、正式名は（WINNIE THE POOH）
住んでいるところ：六本マツのそば
好きな物：はちみつ、コンデンスミルク
嫌いな物：チーズ
日課：朝、鏡の前で「やせる体操をする」
　　　11時になると、なんかちょっと一口つまむ
特技：詩をつくること

うふふ。
可愛いですね♪
体操しても痩せてる様子がないのは、11時のおやつのせいかもしれません。

Winnie-the-Pooh、このプーさんの名前の由来は、ミルンの息子である
クリストファーが持っていたクマのぬいぐるみの名前であるWinnipegと
ミルン親子が休日に見た白鳥の名前Poohから、
ミルンがヒントを受けて名付けたものだそうですね。

『クマのプーさん』に登場する、プーさん以外のキャラクターも、
クリストファーが持っていたぬいぐるみがモデルとなっているものが多いんです。

これらのぬいぐるみは、ニューヨーク公共図書館の2階に展示されています。
また、クリストファー自身も、登場キャラクターである
クリストファー・ロビンのモデルとなっているのは、皆さんもご存知でしょう。

そして、プーさんの誕生日については、クリストファー・ロビン・ミルンが、
1歳の誕生日である1921年8月21日に、プーさんのモデルとなった
ぬいぐるみを贈られたので、8月21日という説と、
1926年10月14日に、『クマのプーさん』が最初にイギリスで
出版されたことを根拠とする10月14日説があるんですね。
一般的にはこの10月14日がプーさんの誕生日として知れ渡っているようです。

ところでみなさん、ティガーや、イーヨーなどプーさんの仲間たちのうち
原作には登場していないキャラクターって知っていますか？
その異端児とは、　地リスの「ゴーファー」なんですけれど、
ゴーファーは、ウォルト・ディズニーの強い希望で生まれた
オリジナルキャラクター。

ゴーファー自身も、原作に出ていないことを承知していて、
「僕は本に載ってないからね。」と、自らアピールしています。

ローリング・ストーンズのブライアン・ジョーンズの愛読書でもあった、
くまのプーさんですが、世代男女を問わずこんなにも愛されているキャラクターは、
ほかにはないんじゃないでしょうか？

プーさんの生みの親であるミルンは、今から125年前の1882年
ロンドンで生まれたスコットランド人です。
イギリスの児童文学作家として名をはせた人物ですが、
児童文学のほかにもファンタジー作家や、
推理作家、詩人、劇作家の顔も持っています。

ところで、皆さんは、子供の頃に、この物語を読んだことはありますでしょうか？

「ユードー王子さまがおつきになりました」侍女が宮廷の管楽器の
高らかな音とともに告げました。
そうです、悪賢い伯爵夫人の陰謀に苦しむ王女を救うため、
いよいよユードー王子の登場です。
ところが、なんと王女は叫び声をあげると気を失ってしまったではありませんか。
それもそのはず、王子の姿はウサギとヒツジ、それにライオンとが
組み合わされたなんとも奇妙な動物に変身していたのです・・・！？」

このおとぎ話もミルンが書いたもので「ユーラリア国騒動記」というタイトルです。
児童文学史上不朽の名作『クマのプーさん』の著者
アラン・アレクサンダー・ミルンが書いた現代のフェアリーテイル。
興味があった読んでみて下さいね。