今日は、お菓子にも良く使われるチーズのお話です。

かつて、ある国の大統領がこんな愚痴をこぼしました。
「チーズが340種類もある国を統治するのは大変だよ」
これは、どこの国の大統領の言葉か分かりますか？
チーズの種類が山ほどある・・・
つまりは、個性豊かで人々の気質もバラエティーに富んだ国です。

この言葉は、かつてドゴール大統領が、外国人記者のインタビューで
もらしたぼやきだそうで、つまりその個性豊かな国とは、
フランスのことなんですね。

フランスほどではないにしろ、日本にも沢山の種類のチーズが
季節によってデパ地下などに並びます。
皆さんのおうちの冷蔵庫にも食べ残しのチーズが
入っているんじゃないでしょうか？
そのチーズ、ちゃんと保存されていますか？

ではここで、ちょっとしたクイズに答えてください。
食べ残してしまったチーズを保存するときに
気をつけなければいけないことがあります。

次の中から、正しいものを選んでください。

（１）風味が損なわれるので冷凍庫にいれない
（２）かびないように良く乾燥させる
（３）チーズは香りが強いので、他の香りの強い食品と一緒に保存する


















































では、回答です。

（１）の「風味が損なわれるので冷凍庫にいれない」が正しい答えです。

チーズを冷凍してしまうと、チーズの組織がボロボロになってしまって
風味が損なわれてしまいますので、絶対に冷凍しないこと。
また、チーズは「乾燥」が大の苦手です。
食べ残してしまったら、ラップでくるんで
ジッパー付きの袋に入れてしっかりと口を締め
乾燥させないよう冷蔵庫の野菜室などで保存しましょう。

さらに、チーズは匂いを吸収しやすいので
香りや匂いの強いものと一緒に保存するのは厳禁です。

さて、連日ビアガーデンで盛り上がっている方も
いらっしゃるかもしれませんが
ビールのおつまみにしてもチーズは良く合います。
チーズには旬があって、夏に召し上がって頂きたいのは
「モッツァレラチーズ」です。

モッツァレラは、真っ白で弾力性のあるチーズ。
その噛んだ食感と、噛むごとにミルクの甘さが
楽しめる味わいがおいしさの秘密。

もちろんそのまま切って食べてもおいしいのですが
ちょっと手をかけて、カプレーゼを作ってみてはいかがですか？

カプレーゼは、よく冷やしたトマトとモッツァレラを
それぞれ5mmくらいにスライスして交互に並べ
塩、こしょう、オリーブオイルのドレッシングをかけるだけ。
簡単ですし、冷たいビールのおつまみとして最適です。
もう少し手をかけるなら、グラタンやピザ、フライにしても
おいしく召し上がれます。

では、飲みすぎには注意して（笑）
また、来週！