今が旬のイチゴ。
季節限定のスイーツも、イチゴのプリン、ムースに、チーズケーキ・・・。
沢山出ています。

そんな中、とっても不思議な食べ物でありながら、一時のブームにとどまらず
定番となったお菓子・・・といえば、「いちご大福」です。

餡の中にイチゴが入っているなんて、考えられない！
と、当初は決して口にしなかった人も、いらっしゃるのではないでしょうか？

でも、これが、一度好きになると癖になる美味しさなんですよね！

この「いちご大福」を作ったのは、東京新宿の和菓子屋さん「玉屋」です。
今から、21年前、昭和60年のことでした。
もう、そんなに経つんですね。

いちご大福は、伝統を重んじる和菓子の世界では
中々受け入れられませんでしたが
その美味しさで、市民権を得たようです。

さて、それでは、今日はお菓子にもよく使われる「イチゴ」のお話です。

スーパーにずらーっと並んでいる色々な品種の「イチゴ」
ここで、最初のクエスチョンです。

あなたは、何種類、いちごの名前を言えますか？

少し前までは、東の「女峰（にょほう）」、西の「とよのか」といって、
「女峰」と「とよのか」が両横綱でした。
最近では、「とちおとめ」「さがほのか」「さちのか」「あまおう」などの
いちごも、店頭に並んでいますね。
このほか、「あきひめ」「アスカルビー」「アイベリー」「レッドパール」などなど
沢山あります。

イチゴは、バラ科の植物です。
他に、サクランボ、梨、リンゴなども、バラ科の仲間です。

日本人は、大のイチゴ好きなんですよ。
アメリカ、スペインに、次ぐ第三位のイチゴの産地であり、消費地でもあります。

イチゴは、春暖かくなったら、白い花を咲かせ
花が咲いてから一ヶ月くらいで、赤い美味しいイチゴが出来ます。
我が家でも、庭でイチゴを作っていたことがあるんですが、
一度に実がなってしまうので
毎日毎日、一生懸命イチゴを食べていたような気がします。

因みに、イチゴは、素人の私にも作れるほど、栽培が簡単でした。
とはいっても、実が小さくってすっぱい種類のイチゴでしたが（笑）

さて、私たちが食べているイチゴのルーツなんですが、
北アメリカ原産のバージニアイチゴと南アメリカ原産のチリイチゴを
17世紀中期にオランダで交雑させて、誕生したものといわれています。

日本へは、江戸後期にオランダ人によって持ち込まれました。
オランダイチゴと呼ばれ、当時、現在の価格で
なんと！一粒1,000円もする高級品でした。

もっとも、初めの頃は、日本に古くからある野生の木苺に比べ、
オランダイチゴがあまりにも大きいので
“毒イチゴに違いない”と、誰も口にしようとはせず、
もっぱら観賞用だったようですが・・・。

さて、イチゴはビタミンCがたっぷり。
一日に必要なビタミンCをとるのに、イチゴを何粒食べたら良いと思いますか？
答えは、一日に、たった5粒。

素晴らしい！
ビバ！イチゴ！！

ビタミンCは、肌にハリと若さを与える「コラーゲン」を作る作用もありますし
傷を治す効果もあるんです。

ビタミンCをとるなら、朝が断然良いそうですから、
朝食は「イチゴヨーグルト」なんて如何でしょう？

最近の研究で、イチゴには「キシリトール」も、
豊富に含まれていることが分かりました。
虫歯予防にも、イチゴ！
万歳！イチゴ！！

では、ラストクエスチョンです。

イチゴは、英語で「ストロベリー」ですね。
なぜ、ストロベリー何でしょう？

ストロベリー、スペルは「Strawberry」
では、「Straw」の意味は？

そうです！
麦わらです。
この英名は、傷つきやすいイチゴを、
麦わらで包んで栽培した事から付いたそうです。

因みに「ベリー、berry」は小さい果実の総称です。

では、お友達にも教えてあげて下さいね。
「それが、どうしたの！？」と
言い返されてもめげずに頑張ってください。
では、また来週！