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2005年12月23日

クリスマスのお話

クリスマスといえばサンタですが、
サンタクロースも男女同権の時代とでもいうんでしょうか。
ちゃんと女性のサンタがいる国もあるんですよ。
アメリカには、ミセスサンタがいるんですね。
ハワイに行ったとき発見したオブジェは、
白いおひげのサンタさんの隣で微笑むサンタあばさん。
フランスにも、マダムノエルつまり、クリスマス婦人。
そして、ロシアには、バーブシュカ、サンタのおばあさんがいます。

さて、もう一つ、クリスマスにつきものといえば、ツリーですね。
ツリーとは、もちろん木の事ですが
ツリーに使われるのは、日本ではモミの木がお馴染みですね。
ヨーロッパでは、モミの木に似ているんですが、
ドイツトウヒという木が一般的に使われます。
この木は、モミの木よりも枝葉が小ぶりなんです。
いずれにしても、常緑樹が使われます。
常緑樹は、冬の間でも緑を保てっているため
昔から「生命力の象徴」とされていたんです。

そして、ツリーの一番上には、一般的に星を飾りますが
イギリスなどでは、クリスマスエンジェルという天使を飾ります。
その他にりんごや、キャンディーケインという杖の形の飴
そして、昔はろうそくを飾るのが一般的でした。

ろうそくは空に輝く星を表しています。
だたし、このろうそく、火事のもとになるため大変危険で
居間には、水をはったバケツが置かれていたそうです。
それが、19世紀の終わり、アメリカの電話会社の職員が
電話交換機に使われている電球を見て、
「これは、クリスマスの飾りになる」と思いついたんだそうです。
これが、クリスマスライト、つまりイルミネーションの始まりのようですよ。
安全で、手軽に使えることから、クリスマスライトは、
ろうそくに代わって普及していきました。

それから、ツリーのオーナメントとして忘れてならないのが
「キャンディケイン」です。
あの白に斜めの赤のシマシマが入った、
先っぽがキュッと丸くなったキャンディーの飾り。
これは、杖の形をモチーフにしているんですが
20世紀のはじめ、アメリカでイエスキリストを象徴する
キャンディーを作りたいと思いついたのがこのキャンデーケインです。
聖書では、私たちは羊、イエスは羊飼いにたとえられていますよね。
そこで、キャンディーを羊飼いの杖の形にしたんです。
また、このキャンディー、さかさまにしてみると
アルファベットの「J」になり
これは、イエス「Jesus」の頭文字なんですって。

さて、ツリーに使われる木は、イブの2~3日前に手に入れ
しばらく家の外に置いておくのだそうです。
そして、イブの日ツリーに宿る精霊を家に招きいれ、
そのエネルギーを共有するんですって。

ツリーは1月6日まで、飾っておくのが伝統ですが
その日の内に燃やしてしまうか、庭など外に出して、大地に戻すなどしないと
ツリーに宿る精霊が外に出たがって家の中で暴れてしまうんですって。

なんだか、この習慣、日本のお正月飾りのどんど焼きに似ていますよね。

余談ですが、うちの父はどんど焼きの事を、
ずーっと「どんどん焼き」だと思っていてある年のこと、
母に「それは、どんど焼き!」と注意されました。
すると父は「どんどん焼くから、どんどん焼きとも言うんだ」
と言っていました。
・・・。
皆様よいお年をお迎え下さいませ。



  
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