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「君の椅子プロジェクト」とは「新しい市民」となった子どもたちに
「生まれてくれてありがとう」の思いを込めて居場所の象徴としての「椅子」を贈る取り組みです。
現在は東川町、剣淵、愛別、東神楽、そして東北へとプロジェクトを広げています。
この君の椅子プロジェクトを始めるきっかけとなったのは、
旭川大学大学院磯田ゼミでの「子供が誕生するという喜びを1発の花火でお祝いするところがある」という会話から始まったそうです。
「君の椅子」はデザイナーが心をこめて描いたデザインをもとに、北海道が誇る家具製作技術でつくられたオリジナルの手づくり椅子。
デザインは毎年変わり、座面の裏に名前や生年月日、プロジェクトロゴや一連番号が刻印されています。
最初のデザインをされた建築家・家具デザイナーの中村好文さんには磯田さんふぁ直接かけあって頼んだそうです。
「出生届を出したお父さん・お母さんが役場から出てきた時に、小脇に小さな椅子をかかえて出てくるのは素敵じゃないか」
という磯田さんの言葉に中村さんはとても感銘し、デザインすることに決めたそうです。
最初は東川町から始まり、剣淵、そして君の椅子プロジェクトのきっかけとなった花火をあげる町愛別、それから東神楽町と広まり、東北へ。
震災の日に何人の子供達が生まれたのかな?と思った磯田さんは、その数を知りたくて
既に君の椅子プロジェクトに参加している3町に被災地3県それぞれを担当してもらい、
町長と磯田さんの連名で128市町村に「あなたの町であの日何人の子供が生まれたか教えて下さい」
と手紙を送ったそうです。
被災した直後だったので、返信が来ないかもとの思いもあったそうですが、
最後の最後に南三陸町から返信があり、そこでは1人生まれていたことがわかったそうです。
全部で104人の新しい命が誕生しており、それを知るのに5ヶ月かかったんだそうです。
そこから名前や住所などがわかった98人に「君の椅子」をプレゼントしました。
磯田さんらが直接手渡しでお届けしたそうです。
3/5に被災した3県で震災の日に生まれた子どもたちの父母の手記をまとめた「3・11に生まれた君へ」が出版されました。
椅子を贈った31の家族が震災時の記憶やわが子への思いをつづっています。