キリンビバレッジ presents 47のチカラ~私の別格~ 12:00~12:25 |
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頭脳明晰で、広く世の中に名を知られた人にスポットを当てています。
今日は、誰かと言うと、次のヒントから、当ててみて下さいね。
先日、ブランド日本進出25周年を記念した
ファッションショーのために来日した女性ファッション・デザイナー。
シンプルな服を提案し続けています。
子供は5人、孫は10人以上、現在67歳。
フランス生まれのブランド創設者です。
お分かりになりましたか?
答えは、ファッション・ブランド「アニエスベー」の創設者、アニエス・ベーです。
赤が好き!という彼女は、来日しての撮影時にも
とっても鮮やかな光沢のある真っ赤なコートを着ていて
その姿の美しかったこと!
ふんわりしたブロンドと真っ白な肌に、
赤がとても映えて、本当に素敵でした。
彼女は、今回3年ぶりの来日だったんですが、
日本で好きなところは、築地市場なんですって!
「すごくきれい。美しくって、素晴らしい!」と、彼女が絶賛する築地は
魚が入った箱がずらっと並び、大きな声掛け声が響き渡っています。
彼女は、「特に、作業着を着ている男性がステキ」と、語っていますが
実は、彼女、デザイナーになりたての頃、
作業着を作る工場と仕事をしていたそう。
作業着はブランド出発の原点でもあるんですね。
アニエス・ベー、本名はアニエス・トゥルーブレ。
アニエスベーの、B(ベー)は、彼女が
最初の夫の頭文字から取ったイニシャルだといいます。
アニエス・ベーは、1941年にフランス・ヴェルサイユにて
弁護士の娘として生まれます。
芸術やクラシック音楽が好きな両親の影響を受けて育った
彼女の小さい頃の夢は、学芸員でした。
そして、彼女は、美術館の学芸員を目指して、ヴェルサイユ美術学校に進学。
美術学校卒業後の17歳のときに結婚し、双子を出産するものの離婚。
その後、1964年に雑誌出版社のELLEに入社して編集者となり、
子供向けのファッションを担当するようになります。
そして、スタイリストや、フリーの立場でデザイナーを経験。
1975年に自らのファッションブランドとしてアニエスベーを立ち上げ、
フランス・パリにブティックをオープンさせます。
1980年には、ニューヨークに2号店を出店。
その後、オランダ・イギリス・日本・香港・スイスなどにも進出し、
世界中に店舗を持つブランドに成長しました。
「色々なことを共有するのが好き」と語る彼女は、
福祉や環境に関する活動にも力を入れます。
「私のような少し余裕のある人は、才能があるのに
金銭的な余裕や手段がない人を助けなくてはね」
というのが、彼女の考えです。
彼女にとってチャリティー活動は、
「食卓のスパゲティーをみんなで分け合って食べるような感覚」といいます。
全く気負いがないところが、本当にスマートでかっこいいんです!
これまでに行ってきたチャリティー活動は、
例えば、エイズ撲滅活動やサラエヴォやコソボに対する支援
そして、阪神・淡路大震災の際にも、Tシャツを販売して
収益を支援活動に充てるた。
また、彼女は、ファッションだけでなく、
アートや、音楽、映画などにも造詣が深いことで知られています。
60歳を過ぎた今でも、ポップで遊び心を忘れない彼女。
彼女の生き方そのものに共感する女性も少なくないでしょう。
アニエスベーが日本に紹介された20年位前には、
フランスに憧れ、カジュアルウエアもおしゃれなものを、
という人達に圧倒的に指示されました。
アニエスベーの洋服は、ボーダーのシャツや、シンプルなカーディガン、
流行り廃りのない長く愛用できるものが多いですよね。
今回、東京で披露された2009年春夏コレクションでは、
モデルが自転車に乗って登場するというユニークな演出もありましたよ。
そして、斬新だったのが、彼女の自宅の庭に咲く花の写真を
プリントしたエプロンドレス。
自分で撮影したという写真を使っていて、
自然に囲まれて過ごす彼女の暮らしぶりが伝わってくる作品でした。
風や、花や、雨や緑の匂いや・・・。
そういうもの達と共に生きる。
自然を愛する人は、とても自然体で、命の伊吹を
感じさせてくれる力強さも併せ持っているような気がします。
それじゃあ、また来週!