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2008年11月28日

「冬至」のお作法のお話

今日は「冬至」のお作法のお話です。

最近、本当に日が短くなって、
あっという間の日に暮れてしまいますね。
冬至は、日中が一番短く、夜が一番長い日です。
今年は、12月21日です。

ただ、冬至が過ぎて陽の光が増すことで
日中の時間が延びても寒さは別なんですよ。
地球が太陽の熱を受けるまでに45日かかります。
なので、冬至の最も少ない熱は、立春ころに反映されるので、
2月上旬が一番寒くなるんです。

冬至は、陽の光が最も弱いので「陰が極まった日」と考えられています。
けれども、冬至を堺に陽の勢いを増していくため太陽が生まれ変わる
「一陽来復」として、未来への希望を繋ぐ日ともいわれています。
悪いことが続いても、ようやく回復してよい方向に向かうという意味があります。

つまりは、冬至を堺に運が向いて来るという訳ですね。
ならば、と言うことで「運(うん)」→「ん」のつく
食べ物を冬至に食べるましょう。

「ん」のつく食べ物・・・、しかも
「2つ」もつくものならば、めっちゃ運気上昇。
「なんきん(かぼちゃ)」「れんこん」「にんじん」
「ぎんなん」「きんかん」「かんてん」そして、「うどん」は
身体を温めますから、さむーい冬至にはお薦めですよ。

冬至には、かぼちゃを食べる。
子供の頃、冬至は、かぼちゃが食卓に並ぶ日だなァ~と思っていましたが
冬至にかぼちゃを食べると、中風予防になるといわれていたんですね。

それから、是非「こんにゃく」も食べて下さい。
こんにゃくは、「砂払い」と言って、
身体にたまった毒素を排出するものだったんです。

年末間近の冬至にこんにゃくを食べるという事は
一年間たまった煩悩という砂を洗い流すという意味があるようです。

そして、冬至には「ゆず湯」に入りましょう。
端午の節句には菖蒲湯につかったように、
みそぎはらえの一つになっています。
ゆず湯は、ヒビ、アカギレの炎症を押さえ
風邪予防にもなるそうですよ。
それに、香りもとっても良いので、
アロマテラピー効果も期待できて
とってもリラックスできます。

また、「桃栗3年、柿8年、ゆずは9年でなりさがる」といわれ
成功の象徴と考えられていたんですよ。

「ゆず」と、「ん」のつく食べ物で、来年は、強運と成功を手に入れて下さいね!

ところで、身体だけじゃなく、この一年に溜まった心の砂を洗い流しませんか。
11月22日から北海道で先行上映されている
映画「旅立ち~足寄より~」泣けます。

松山千春さんの自伝映画なんですが、松山さんを見出し、
心血を注いで育て、30代で急逝されたディレクターや
千春さんのお父さんや、友人達・・・。
人間というものの温かさを、「ぬくもり」を
十二分に感じられる素晴らしい作品です。

初日の舞台挨拶で主演の大東俊介さんと
今井和久監督が来札されて、私がお相手させて頂いたんですが
上映後、自然と大きな拍手が起こるくらい皆さん、感動されていました。

その日は、11時半から上映、13時半から舞台挨拶だったんですが
朝3時に家を出て見に来てくれた茨城の女の子たちもいて
会場は熱気に包まれていましたよ。

とにかく、「生きること、生き抜くこと」こそが
大切という力強いメッセージが込められた本当に良い映画。
千春ファンだけじゃなく、若い方にも観てもらいたいですね。

札幌劇場にて上映中ですので、是非ご覧下さい。

では、また来週。


  
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