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2008年4月4日

ゲイリー・クーパーのお話

「砂糖は、脳のエネルギー源」ということで、
毎月一回、頭脳明晰で後世に名を残した人物にスポットを当てています。

今日は伝説の大スター「ゲイリー・クーパー」をピックアップしまう。

ゲイリー・クーパーは、1901年5月生まれ。
アメリカ・モンタナ州の牧場で生まれました。
お父さんは、イギリスからの移民であると同時に、判事でもありました。
お母さんは、大変な教育ママで、彼は9歳の時に、イギリスに連れていかれ、
3年間ミッチリ英国式の教育を受けさせられたそうです。

大学では美術を専攻し、商業美術の道を択ぶのですが、
一向にものにならず、たまたま巡り会った友達に薦められて、
映画のエキストラになります。
190cmの長身、見るからに良い人そうなイメージでしたが、
B級の西部劇に出るようになり、段々に顔も売れてきました。

そして、ついに1930年、ドイツから鳴り物入りで
ハリウッドにやってきたマレーネ・ディートリッヒと
共演する機会に恵まれるんです。
ご存知、名作「モロッコ」ですね。

ところが日本で公開されると、
宣伝に力をいれたディートリッヒよりも、相手役の
クーパーの方が人気爆発。容姿、風格、控え目な性格など、
ゲイリー・クーパーは、日本人好みだったのでしょうね。
その後、20数年に渡って、彼はハリウッドを代表する
ドル箱スターに成長しました。

彼には、ハリウッド好みの浮いた噂は全くなく、
清潔なイメージが女性の心を掴んだんでしょう。
ところが、そんなお堅いクーパーも、たった一度だけ
浮名を流したことがあったんですよ。

1948年「摩天楼」という作品で共演した、21歳と若く、
個性の強いパトリシア・ニールという女優と恋に落ち、
いままで保っていた清潔なイメージに傷がつき、人気も急落しました。

ところが、女優出身の奥さんベロニカが、
この事件を巧みに捌いて決着させたので、
彼には二度とスキャンダルが起きなかったんですね。

彼は、ベロニカ夫人と、29年間、変わらぬ
愛に満ちた生活をまっとうしました。
持つべきものは、賢い奥さんということでしょうか。

フィルモグラフィーを見てみると、クーパーは、1933年に、
名作「戦場よさらば」に出演しています。
この作品の原作者は、アーネスト・ヘミングウェイ。
この時から2人は親友同士となり、ヘンミングウェイは
それから10年後「誰がために鐘は鳴る」の主人公ロバート・ジョウダンを
ゲーリー・クーパーをイメージして書いたといわれます。

日本で特に人気のあった彼ですが、ラブシーンが苦手で
そしてキスシーンが下手だったんですよね。
それに、大柄だったせいもあるんでしょうか
大根役者とよくいわれました。
それでも1941年、1952年と、「アカデミー主演男優賞」を
2回獲得しており、大根の汚名を返上しています。

ところで、余談ではありますが、ゲイリー・クーパーの出身地である
アメリカ・モンタナ州はサファイアの産地でもあるそうですね。
サファイアは、タイ、ミャンマー、インドのカシミール地方、
スリランカ、マダガスカル、オーストラリア、
そして、モンタナ州などで産出されるそうです。

モンタナ州は牧場のイメージが強かったので、
宝石が採掘されるなんてちょっと意外でした。

このサファイヤというのは、イギリス王室とも縁が深く、
チャールズ皇太子がダイアナ妃に贈った婚約指輪もサファイアだったそうですよ。
結婚式で青いものを身につけると幸せなれるという言い伝えもありますもんね。

そして、札幌や近郊にお住まいの方は、いま約10億円のサファイアの
ネックレスが丸井今井札幌本店にお目見えしているのをご存知でしょうか?
29.88カラットのサファイアを使ってあるとかで、
10億円規模の宝飾品が公開されるのは国内でも珍しいそうです。
展示は、4月6日までです。

サファイアが大きすぎて、しかもダイヤが数えられないほどついています。
出るのは、ため息ばかり・・・。

では、また来週。


  
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