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2008年1月18日

フランス生まれのお菓子「サバラン」のお話

今日は、フランス生まれのお菓子「サバラン」のお話です。

皆さんは、ブリア・サバランという人物をご存知ですか?

1755年生まれのフランスの司法官でもあり、政治家でもあった人です。
「美味礼賛」という本の著者で、大変な美食家であったことでも知られています。
彼が残した「どんなものを食べているか言ってみたまえ。
君がどんな人であるかあててみせよう」という名言は、とても有名です。

その美食家のブリア・サバランにあやかって名づけられた
スイーツがその名も「サバラン」です。
どんなお菓子かというと、ラム酒がきいた、
丸いイースト菓子の真ん中に穴があいていて
そこに、生クリームやフルーツが飾られたお菓子です。
よくパン屋さんでも見かけるケーキ風の菓子パンといっても良いと思います。

このサバランのルーツは、生地にラム酒風味のシロップを
履け塗りした「ババ」というお菓子です。
「ババ」は、当時のポーランド王レクチンスキーが気に入って、
アリババにちなんで名づけられたといわれています。

その後、ポーランドの菓子職人がパリに出店し、そこで働いていた
ジュリアンという菓子職人が、この「ババ」を穴のあいた形に変え、
クリームやフルーツを飾ったのが、サバランです。
洋酒がたっぷりきいていることから、お菓子が
苦手な男性からも支持されているのだとか。

現在のサバランのベースは、「ブリオッシュ」というパンです。

ブリオッシュは、甘みのある限りなくお菓子に近いパンですけれど、
フランス革命前にマリーアントワネットが

「パンがなければブリオッシュを食べれば良いわ」と言ったという
逸話でもよく知られています。

で、ここで、おまけのお話なんですが、フランソワ・コッポラが
監督した映画「マリー・アントワネット」の中で、
「パンがなければブリオッシュを食べれば良いわ」という
アントワネットの言葉に「民衆が怒っています。」とお側の人が
アントワネットに忠告するんですが、「私は、そんなばかな事言わないわよ」と
彼女が否定するシーンがあるんですね。

私個人的には、この映画を信じたいですね。
アントワネットはそこまで、おバカさんではないでしょうと。

皆さんは、如何ですか?

元アナウンサーの雨宮塔子さんの「小さなパリジェンヌ」に
子供に履かせる靴の考え方がフランスと日本では
大きく違うというお話が載っていました。

日本では、赤ちゃんに履かせる靴というと、フェルトなどで作られた
布の柔らかい靴だったりするんですが、フランスでは、
柔らかい靴ばかり履かせていると、脚の形が悪くなるという理由で
アウトなんだそうです。

まだまだ、よちよち歩きでも、革靴を履かせるのだそうで、
底も丈夫で、かかとが動かないようにするため、
ある程度の深さがあるものでなければならないんだそうです。

なので、赤ちゃん用の靴のほとんどが、くるぶしまで覆う
ショートブーツ型なんだそうです。

お洋服にお金はかけなくても、靴には比較的ちゃんと
お金をかけるというのが、フランス流らしいですよ。

足は第二の心臓とも言われていますし、
健康な身体はまず、足から!なんていう本も山ほど売られていますし、
もう一度ちゃんと足の事考えてみては如何ですか?

といっても、もう子供にはもどれないので、足の形は、良くはならないのかな?(涙)

では、また来週。


  
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