今日は、イギリスの定番のお菓子「スコーン」のお話です。

今年観た映画の中で、とても大好きなラブストーリー「ホリデイ」に登場するのが
イギリスのコッツウォルズという地方です。

この「ホリデイ」という映画は、主人公キャメロイン・ディアスと、
ケイト・ウィンスレットが、お互い大切な人を失ったのがきっかけで、
人生の休暇のために、お互いの家を交換することになるんです。

片や、ハリウッドセレブの高級住宅が立ち並ぶロスの豪邸
一方は、イギリス、ロンドンの郊外にあるおとぎ話に
出てくるような田舎風の暖炉のある小さなお家。
どちらも、とってもすてきなんですよね。

ケイト・ウィンスレットが住むイギリスのお家がある地方が、
「コッツウォルズ」なんですけれど
ここは、イギリス人の憧れの地なんです。
美しい丘陵地帯で、シェークスピアのふるさと。
中世には、羊毛で栄えた豊かな土地なんです。

映画の中では、「ケーリー・グラントの生まれ故郷で、
ロンドンから、わずか40分」っていう風に紹介されていましたね。
ここは、多くの有名人が別荘を持っていたり、あるいは、
リタイアしたイギリス人たちが住んだり
家族で移り住んで、だんな様がロンドンに通うというお家もあるんです。
ともかく、中世から変わらぬ佇まい、その美しさといったらありません。
ロンドンで最先端のトレンドを楽しみ、コッツウォルズで、
カントリーライフを満喫するなんて
とっても素敵な旅になりそうですよね。

このコッツウォルズ地方に「バイブリー村」というとことがあるんですが
ここは、ビクトリア時代の芸術家“ウィリアム・モリス”が、
「イギリス一美しい村」と称えたところです。
ライムストーンという石を使って建てられた伝統的なホテルに泊まったら、
やっぱり欠かせないのはアフタヌーンティでしょう。

ホテルのアフタヌーンティというと、それなりのお値段がすますから、
以前は観光客に人気があったものでしたが
最近では、地元の方々が、アフタヌーンティを楽しみながら
商談をすることも結構あるんだそうですよ。

では、アフタヌーンティにかかせない、「スコーン」のレシピを紹介しましょう。
外がカリカリ、中がモチっとしたスコーンです。

【材料】

小麦粉　　　　　　　200g
ベーキングパウダー　　8g
プレーンヨーグルト　大さじ1杯
塩　　　　　　　　　少々
粉砂糖　　　　　　　30g
牛乳　　　　　　　　100cc

【作り方】

（１）小麦粉とベーキングパウダーを混ぜて、ふるいにかけます。

（２）そこに、粉砂糖とお塩を入れ、細かく切ったバターを加え、
　　　指先で良くすり混ぜます。

（３）牛乳とヨーグルトを加え、生地を柔らかくし、手早くまとめます。

（４）打ち粉をしたまな板に、3cmくらいに生地を伸ばしてゆきます。

（５）適当な大きさに切って、220度のオーブンで10分ほど焼きます。

ポイントは、伸ばした生地を型抜きではなく、
良く切れるナイフですばやく切ると綺麗に膨らみます。
また、焼く前に、冷たいトレイにのせて、生地を休ませると上手に焼けます。

スコーンは焼きたてが何といっても一番です。
お休みの日の昼下がりには、焼きたてのスコーンと紅茶で、
ちょっと優雅に過ごしてみては如何ですか？

それじゃあ、また来週！