キリンビバレッジ presents 47のチカラ~私の別格~ 12:00~12:25 |
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外国の方が日本の果物を見て真っ先に驚きの声を上げるのが、
この「メロン」なんだそうですね。
まず、その値段の高さに驚き、そして、見事な姿・形に驚嘆し、
また、種類の多さにもびっくりされるそうです。
メロンの原産地は、エジプトというのが定説です。
元々が、湿気を嫌う果物なんですね。
その後、香りを大切にするイギリスの貴族に好まれ、
温室栽培の品種が育成されました。
日本へは、明治文明開化の頃、イギリスからマスクメロンが導入され、
大正初期から本格栽培が始まりました。
このマスクメロンは、ヨーロッパで発達した網目のあるネットメロンです。
マスクとだけ聞くと、マスク=仮面ですから、あの網目模様が
仮面っていうことなのかな?と思いきや、これが全く違っていたんです。
メロンのマスクは、仮面を表すMASKではなく、
MUSK・・・、麝香(じゃこう)のことなんです。
麝香は、香水の原料になる高級香料のことですね。
日本では、麝香はムスクなので、マスクメロンは、
本当は、ムスクメロンが正解なのかもしれません。
このメロン、麝香と同じくらい素晴らしい香りを発するということで、
マスクメロンと名付けられたそうです。
そして、もう一つ「アンデスメロン」の名前の由来をご存知でしょうか?
これが、聞いてびっくりです!
アンデスと聞けば、誰もが思い浮かべるのが、南米アンデス山脈。
なので、名前は、アンデスが原産だとか、アンデスから来たメロンだから、
という理由で付けられたと思いますよね!?
ところが、このメロン、アンデス山脈とは、縁もゆかりもなく、
このメロンを作ったのは日本人なんです。
メロンは、虫がつきやすく、実がついたとしても
無事に大きくなるのはほんのわずか。
そのため、非常に高価な果物になっていました。
そこで、もっと簡単に栽培できるものをということで、開発されたのがこのメロン。
今までのメロンと比べ、虫の害の心配がなく安心して栽培できることから
「アンシンデスメロン」という、至って明確な名前が考えだされたんです。
が、それじゃあ、あんまりだということで、
「アンシンデスメロン」を縮めて「アンデスメロン」と命名されたそうですよ!!!
うっ、・・・、「アンシンデスメロン」じゃなくて本当に良かった。
ところで、アンデスメロンは、違った品種を掛け合わせて出来るメロンで、
片方の親はマスクメロンですが、もう一方の親は
企業秘密ということで、内緒なんですって!
しかも、例え、アンデスメロンからとった種をまいても、
一代交配種のため、親のようなアンデスメロンは出来ないんだそうです!!
では、ついでにもう一つ、「プリンスメロン」の名前の由来は
今の天皇陛下が、皇太子時代ご成婚されたのを記念して、つけられた名前だそうです。
プリンスの名は、皇太子にちなんでつけられたんですね。
さて、メロンはもちろんそのまま食べても美味しいですが
ウイスキーやブランデーを少し振りかけ、
大人のデザートにしても良いですし
スプーンでくり抜くようにすくい取り、
冷凍庫で凍らせてメロンシャーベットにすると
お子さんにも、喜ばれるデザートになります。
そして、メロンは美味しいだけじゃなく、
体内の塩分退治にも効果があります。
なので、高血圧の方にもおすすめですし、
利尿作用が高く、二日酔いにも良いそうですよ。
また、メロンは、寒さに弱いので、冷蔵庫で保存するのは禁物です。
食べる前、3~5時間冷やすので充分です。
その際のコツとして、ラップに包んでから冷やすと、水分が失われず、
みずみずしいメロンが楽しめますよ。
余談ですが、私の実家は牧場で、母は家庭菜園の達人でした。
子供の頃のおやつといえば、母が畑で作ったトマトやすいか、
そしてメロンなど、とにかく、畑からもいできたものだったんです。
すいか作りに初めて成功した時には、アポロが月に行った時くらい、
喜びと嬉しさを爆発させ、一個ののすいかを、
兄弟5人で、むさぼり食べたものです。
そして、メロンの成功に至っては、
「人類にとって、偉大なる一歩である!」くらいの
壮大なスケールで狂喜乱舞したものですが
実際、そのメロンの味はといえば、アジ瓜だったような気が致します。
が、しかし、我が家にとっては、紛れもなく、
キングオブフルーツ「メロン」に相違ないのでした。
おしまい。
では、また、来週!