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2005年8月5日

アンデルセンのお話

砂糖は脳のエネルギー源!
そこで、スイートハートボックスでは、毎月一回頭脳明晰で
歴史に名を残した人物にスポットを当てています。

今日は、今年2005年がちょうど生誕200年の「アンデルセン」をピックアップします。

 アンデルセンは、生涯に約160編もの童話を書き、童話の王様といわれ、
国葬で生涯の幕を閉じたた偉大な作家です。
 でも、彼には叶わなかった夢があったんですね。
その彼の夢とは、女性に愛され、幸せな家庭を築くことだったんです。
 現在分かってるだけでも、彼は5回失恋しています。
アンデルセンの理想の女性とは、「雪の女王」に登場する
少女“ゲルダ”のような女性でした。
 この物語は、雪の女王に捕らえられた少年カイを幼なじみの
少女ゲルダが彼女の愛の力で取り戻す感動的なお話です。
 残念ながら、アンデルセンには、ゲルダのような女性は表れず、
生涯独身で終わることになります。
でも、アンデルセンが暗い性格とか、一人が好きとか、そういったことはなく、
彼は、とてもおしゃれで、人に注目されるのが大好きで、
褒められると有頂天になり、酷評には号泣したとか。
 また、旅好きで、汽車ができたばかりの時代に29回も外国に旅行に行ったそう。
その旅の時には、脱出用のロープを持参するほどの心配性でもあったんですね。
 彼は、政情が不安定なところへ果敢に出かけて行きましたが、
この経験が彼に新しいインスピレーションをもたらしました。
彼は、自伝の中で、「旅は精神の若返りの泉だ」と語っています。

 アンデルセンが生まれたのは、デンマークのオーデンセ。
とても貧しい家に生まれ、11歳の時に、よく本を読んでくれた父親を亡くし、
学校にもあまり行かず、物語を創作したり、一人遊びが好きな子供でした。
 14歳で、役者を目指し単身コペンハーゲンへ。
王立劇場に志願し、断られてしまいます。
でも、ここで諦めなかったのが立派です!
彼は、思い切って劇場の音楽学校長を訪ね、
学校長の助けもあって歌やダンスの学校に通えることになりました。
 ところが、17歳のとき「将来の見込みがない」と、
その学校を辞めさせられてしまいます。
そこで、戯曲を書き劇場に持ち込みますが、教養のなさを理由に不採用に。
ここで、彼は勉強の大切さを痛感します。
彼は、学校に行っていなかったために、彼の書く文章は
誤字、脱字、文法の間違いだらけだったんですね。
 そこで、彼はラテン語の学校に行ったり独学で勉強したりして、大学に合格。
ここから、本格的な創作活動が始まるのです。
 アンデルセンといえば、「人魚姫」「マッチ売りの少女」など、
幸薄い女性が主人公の物語も多いですね。
私が好きなのは、やっぱり、「みにくいアヒルの子」かなぁ。
 アンデルセンは、創作を本領としているところがすばらしいですよね。
 「赤ずきん」「シンデレラ」「白雪姫」などは、ペローやグリムが
民話を収集してまとめたものですが、オリジナルのストーリーを生み出した
アンデルセン!彼は偉大です。
 全然関係のない話なんですが、私が一番好きなおとぎ話、
民話は「泣いた赤鬼」なんですよね。
皆さんは、どんなお話が好きなんでしょう?



  
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