radikoで
聴く

朝のクラシック・・・朝からクラシック・・・ 略して「朝クラ!」。2005年春から、放送開始。今年20年目に突入したクラシック音楽番組です。入門的な曲のエピソードから、マニアックな演奏者解説まで。札響情報やPMF情報もお伝えします。

2019/02/03 放送

7番なのに1番!?〜ベートーベン弦楽四重奏から

ラズモフスキー1〜3番をブダペスト四重奏団で聴く

ベートーベン弦楽四重奏曲から。

7番なのに1番、8番なのに2番、9番なのに3番、、、これ、ベートーベン弦楽四重奏曲の第7〜9番は、ラズモフスキー1〜3番と呼ばれているという事なんです。

当時、ベートーベンは、ラズモフスキーという伯爵から室内楽作品の作曲を依頼されました。ベートーベンのシンフォニー『英雄交響曲』が作曲された頃です。その直後に書かれたため第7番(ラズモフスキー1番)は、勇壮な響きを含んでいますし、第8番も第9番も重厚な部分や軽快なテンポが含まれている傑作ぞろいです。

まずは、第8番、第9番からの一部分をお聴きいただき、番号は前後しますが、第7番(ラズモフスキー1番)からの二つの楽章をお送りします。

演奏は、ブダペスト四重奏団(活動期間:1917年-1967年)。ハンガリーの歌劇場のメンバーで結成され、のちにアメリカでも活躍した室内楽のレジェンドとも言える存在。

今回の演奏は、1958年~1961年ニューヨークでの録音です。

放送日から記事を見る