ラズモフスキー1〜3番をブダペスト四重奏団で聴く
ベートーベン弦楽四重奏曲から。
7番なのに1番、8番なのに2番、9番なのに3番、、、これ、ベートーベン弦楽四重奏曲の第7〜9番は、ラズモフスキー1〜3番と呼ばれているという事なんです。
当時、ベートーベンは、ラズモフスキーという伯爵から室内楽作品の作曲を依頼されました。ベートーベンのシンフォニー『英雄交響曲』が作曲された頃です。その直後に書かれたため第7番(ラズモフスキー1番)は、勇壮な響きを含んでいますし、第8番も第9番も重厚な部分や軽快なテンポが含まれている傑作ぞろいです。
まずは、第8番、第9番からの一部分をお聴きいただき、番号は前後しますが、第7番(ラズモフスキー1番)からの二つの楽章をお送りします。
演奏は、ブダペスト四重奏団(活動期間:1917年-1967年)。ハンガリーの歌劇場のメンバーで結成され、のちにアメリカでも活躍した室内楽のレジェンドとも言える存在。
今回の演奏は、1958年~1961年ニューヨークでの録音です。