農山漁村で日本ならではの伝統的な生活体験と
地元の人たちとの交流を楽しむ滞在、「農泊」。
農家民宿だけでなく、古民家や廃校を利用した宿泊施設も
活用して滞在してもらおうというものです。
「北海道農泊フォーラム」で基調講演をなさった兵庫県篠山市の
金野幸雄さんは、農村で空き家になっている古民家を上手に改修し
宿泊施設やレストランとして活用し、観光客をよびこむことに
成功しています。
わずか5世帯 19人が住む小さな集落丸山を
地域で運営する宿泊施設として活用。
地域の人たちと半年間かけて何度もワークショップを開き
未来に伝えていくにはどうしたらよいかを話しあったそうです。
古民家の中のインテリアはびっくりするほどお洒落。
夕食は馬小屋を改修した近くのフレンチレストランで…。
プロの料理人が監修する朝ごはんも人気です。
集落丸山の成功で、移住者や新規就農の人が増えるなどの
効果がでているそうです。
北海道でも農泊をきっかけに農村の活性化が進むと良いなと
願っています
スローな休日 ~チーズ工房 編~(191)
ニセコ町「ニセコチーズ工房」
チーズづくりに憧れて会社を退職後、フランスでチーズづくりを学んだ
近藤孝志さんが奥様と二人で2006年にオープン。
ミモレットを長期熟成させた「もみじ」や、チーズにドライフルーツ
をまぶしたスイーツ感覚の「雪花」など
どれもニセコの豊かな自然がイメージされています。
「ニセコの恵まれた環境の中で作られた牛乳をいかした
チーズを作りたい」と語っています。