イタリアの土鍋「テラ・コッタ」は、土を焼いて作られた
伝統的な鍋。
保温力があり、じっくりと温めて火を通すことができるので
煮込み料理でよく使われます。
その昔は暖炉やストーブの上においてコトコト煮込んだのだそうです。
テラ・コッタ鍋を使う代表的料理のひとつが「リボリータ」。
イタリアの郷土料理で、たっぷりの野菜とパンを煮込んだスープです。
イタリア版のおじやとも言えるあたたかくてやさしい味わいです。
固くなったパンを煮込むことでやわらかくして食べる・・・
お母さんの知恵にあふれた家庭料理ですね。
野菜は、キャベツ、ジャガイモ、トマト、セロリ、ニンジンなどを
2センチ角に切ります。鍋にオリーブオイルを熱し、野菜をいため
しんなりしてきたら具が浸るくらいの水を入れ煮立てます。
パンはさいの目に切り水にさっと浸してからザルにあげておきます。
鍋に茹でた豆を加えて煮、最後にパンを加えて塩コショウで味を
ととのえます。
お好みで粉チーズや唐辛子をふりかけて出来上がりです。
お正月、食べ過ぎて疲れた胃にもやさしそうですね。
スローな休日（236）
足寄町 「しあわせチーズ工房」
しあわせチーズ工房の本間さんは各地のチーズ工房で
修行をする中、放牧牛のミルクに興味を持ち
放牧酪農の牧場を訪ね歩きました。
そんな中で、これこそ求めていたミルクとして出会ったのが
足寄町の「ありがとう牧場」。
2013年からここでチーズを作り始め、
2016年からは工房の建物を借りてチーズ工房として独立。
ハードタイプの「幸」や「しあわせラクレット」などが
人気です。うまみがしっかりしていて、風味も豊か。
優しい味わいのチーズです。
