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2009年2月27日

元気の出る美味しいお菓子のお話

アカデミー賞のうれしいニュースに日本中が沸いた一週間!
ノーベル賞の受賞ラッシュの時と同様に、
日本人として誇らしい気持ちにさせてもらいましたよね。

さて、そんな昨今、我が家で毎日毎日観ているDVDというのが
「千と千尋の神隠し」です。
ご存知宮崎駿監督のオスカー受賞作品ですが、
これ、2歳の娘が大好きなんです。
・・・。
何故こんな、おどろおどろしい神様や、かおなしや、
湯バーバが出てくる物語が好きなのか分かりませんが
もう、50回以上観たでしょうか(汗)
主人公の千尋改め千の両親は、神様のための食べ物を
無断で食べちゃって豚にされちゃうという親としては、
なんとも複雑な気持ちにさせられるお話ですが、
この物語の中で力強く頷けるシーンは
千の面倒をみる事になる姉貴分のリンが、
一人ぼっちで厳しい環境に突然放り込まれた千に
「飯食って寝れば元気でるさ!」というところです。
そうです!
とりあえず、ご飯を食べて、寝る!
辛いことがあった時、単純だけど
これが基本だよなぁ~って、つくづく思います。

ということで、今日は、元気の出る美味しいお菓子のお話です。
千と千尋・・・の中から、と言いたいところですが、
河の神様が千にくれたのは、にがーいおだんごですし
ハクがくれたのはおにぎり・・・。
なので、今日は、ずっと前から取り上げたかった
不朽の名作童話「ぐりとぐら」に登場する「カステラ」のお話をします。

皆さんは、お料理しますか?
料理って楽しいものなんだろうなぁって、
教えてくれた本っていうのはありますでしょうか?
「しろくまちゃんのホットケーキ」
「ピーターラビットのお話」
「赤毛のアン」
などなど・・。
子どもの頃に読んだ色々な物語の中に、
作る喜び、食べる喜びが溢れています。

その中でも、「ぐりとぐら」ほど良いにおいのする
絵本ってないのではないでしょうか?
ぐりとぐらは野ネズミなんです。
そして、とってもお料理好き。
物語の初めにちゃんと、こう書かれています。

のねずみのぐりとぐらは 大きなかごをもって もりのおくへでかけました。
ぼくらのなまえは ぐりとぐら
このよでいちばんすきなのは おりょうりすることたべること
ぐり ぐら ぐり ぐら

何だか踊りだしたくなるような楽しいリズムですよね。

この「ぐりとぐら」の物語の中で、特に印象的なのは
やっぱり大きな大きなカステラですね!

森を歩いていくと、ぐりとぐらは大きな卵を見つけて
カステラを焼こう!と思い立ちます。
カステラを作る材料を揃えて、エプロンをつけて、
ものすごーく大きなフライパンで
大きな大きなカステラを焼くんです。
フライパンでカステラが焼けるのか??という疑問はさておき
あまーくしっとりとしたカステラが焼ける匂いが漂って、
森の動物たちも楽しみに焼きあがりを待っています。
やがて、ふーんわりとした美味しそうなカステラが出来上がります。
このイラストがまた大きいんですよね!

最後にみんなで仲良くカステラを食べます。
ゾウに、ライオンに、リスに、いのしし、シカ、ヘビも。
あ~、美味しそう!

こんなステキな森のおやつ時間に、そっと仲間に入りたい。
そんな事を思う、真冬の昼下がりでした。

この「ぐりとぐら」が発行されたのは、1963年。
もう45年以上もの間、子どもたちの間で読み継がれている
親しみ深い絵本なんですね。


ぐりとぐらは、自分たちで料理する材料を自らの手で調達します。
自分たちの手で食べ物を探し集め、それをどうやって
美味しく食べようかと工夫する。

そんな営みの愉しさがイキイキと描かれた作品なんですよね。

たまには、おうちでお子さんと一緒にお菓子作り。
そんな穏やかな一日も素敵だと思います。

それじゃあ、また来週!

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