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2009年2月13日

香川県のお菓子のお話

明日はバレンタインデイですが、愛の告白に成功したら
最初のデートで行きたいのは皆さんだったらどこでしょうか?
遊園地に、動物園、水族館なんていうのも良いですね。
ありえない形のお魚など見ているだけで楽しいです。

ところで、皆さん、世界の水族館の中で、
水槽のアクリルパネルが一番大きいのはどこだと思いますか?
この問いに、ちょっと前までなら「沖縄の美ら海水族館!」と答えられたんですが
実は、去年11月にオープした「ドバイ水族館」に抜かれてしまったんですね。
高さはそんなに変わらないんですが、ドバイ水族館の
巨大水槽アクリルパネルは、幅32.88メートル、
美ら海は、幅22.5メートル、ドバイは厚さ75センチで
美ら海は、厚さ60センチ。結構負けてしまっています。

美ら海水族館でさえ、あまりの大きさに、本当に海の中に
いるような気持ちにさせられるのに
ドバイは一体どれだけ大きいんだろうと、興味津々ですが、
でも、記録が破られたからと言ってがっかりしないで下さい。

このドバイのアクリルパネルを作ったのは日本の会社なんです。

すごいですね、日本の技術!
世界を驚嘆させた技術が日本のものだったなんて、なんだかとても誇りに思います。

さて、今日は、この「日プラ」がある香川県のお菓子のお話です。

その前に、この「日プラ」という会社、
どんな会社なのかというと、社員およそ80人。
香川県の会社で、世界中の水族館建設を手がけ、
水槽アクリルパネルでは世界でおよそ7割以上の占有率を誇ります。

数十年前、アクリルなどの樹脂が出始め、そのうち、
お寿司屋さんとかにある活魚水槽がブームになりました。
枠を使わずアクリル板同士を接着してつくるのが「日プラ」の技術で、
店に運び込んで設備工事までやるようになったんです。

そんな矢先にやってきたオイルショック。
アクリルの値上がりで需要が減ったうえに、
当時、下請けだった「日プラ」は製品価格を
上げることさえままならなかったんですね。
それで「もう、下請けではダメだ」と社長が決心して、
自分たちの力で水族館の水槽などを受注しようと営業を始めました。
けれども日本では、誰も香川の中小企業「日プラ」を
相手にしてくれなかったそうです。

そこで思い切って海外に活路を求めました。
その努力は、アメリカの由緒ある水族館、
モントレーベイ水族館からの受注となって報われ
日プラの仕事は高く評価され、その名は海外で一気に広まったのです。


さてさて、その日プラがある香川の名物とといえば讃岐うどん!

とにかく、うどんのまちというイメージが強いのですが、
香川の銘菓のひとつに「名物かまど」があります。

名前に、すでに名物とついているあたりただものではありませんね。

この和菓子「かまど」にはキャラクターがあって、その名も「かまどちゃん」。

ちゃんとCMソングもあって、あの中西圭三さんが
作曲し香川県ではおなじみになっています。

どんなお菓子なのかというと、厳選した手亡豆(てぼまめ)を使った
黄色い餡を卵溶きの生地で包み込んであります。
表面がかなり乾燥していて、粉が出るほどになっていて、
中の餡のイメージは、東京銘菓のひよこの雰囲気です。

原材料に使われている手亡豆は、白いんげん豆のことです。
豆のつるから出るひげがないために「手なし」と呼ばれ、
これが転じて手亡(てぼ)豆とも呼ばれるようになったとか。

白いんげん豆は、煮ると表皮がやわらかくなるので、
煮豆や白あん・きんとん・甘納豆などに使われます。

そして「名物かまど」の形なんですが、その名の通り、
塩を炊くかまどの形になっていて、片側の真ん中がへこんでいます。
駅のキヨスクや空港などで売っています。

それじゃあ、また来週!

  
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