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2009年2月6日

節分と豆のお話

リニューアルが行われている甲子園球場に、今年4月から、
テーブルのある掘りごたつ形のボックス席が登場するそうですね。

4人から5人の家族やグループ向けに
居酒屋をイメージしてデザインされたそうです。

17のボックスが設けられて、1ボックス当たり、
1万6,000円から2万5,000円程度の料金になるらしいので、
1人あたりにすると、4、5千円というところでしょうか。

掘りごたつっていうと、かなりくつろいだ雰囲気で、
自分の家が、そのまま球場に移動して来た感じで、
飲んで食べて、帰るのが面倒になりそうで怖いです。
お尻に根がはえちゃったりして(笑)

さて、そんなまったりが大好きな私も、
ちゃんと節分の豆まきはやりましたよ。

今日は、節分と豆のお話です。

2月3日は節分でしたね。

節分というのは「節分かれ(せちわかれ)」ともいい、
その名の通り季節の分かれ目を言います。

なので、もともとは、立春、立夏、立秋、立冬の前の日は
すべてが「節分」だったんです。

それが、立春の前の日だけが「節分」になったのは、
春の節分が、季節の分かれ目だけではなく、
旧暦では、年の分かれ目でもあったからです。

つまり現在は、明治維新後に採用された新暦を使用していますから、
新年は1月1日ですが、旧暦では立春が新年のはじめとされていたんです。

節分の豆まきも年迎えの行事の一つと考えられるんですね。

邪気の象徴である鬼を、豆まきで追い払い、
身のまわりを清めて新年を迎えたんですね。

皆さんのお家でも、ちゃんと豆まきをしたでしょうか?

寒いので省略しました、なんていう方も、
もしかしたらいらっしゃるかもしれませんね。

来年はちゃんとやりましょう(って、来年の話をすると鬼が笑うってば)


でも、そもそも、何故豆で鬼を追い払うんでしょうかね?

一説によると、昔、京都の鞍馬の奥に棲んでいるといわれた
鬼に人々は悩まされていて、あるとき、毘沙門天(びしゃもんてん)が
7人の賢者を集め、大豆で鬼の目を打てと命じたという言い伝えがあり、
それから、鬼に効力のある豆をまくようになったという事なんですね。


さて、そんな豆を使ったお菓子というのは、
世の中に本当にたくさんありますが、
もっともシンプルなのは、甘納豆ではないでしょうか。

ご存じ甘納豆は、さまざまな豆を砂糖漬けにしたお菓子です。

いうまでもなく、豆を発酵させてご飯と食べる納豆とは全くの別物。

では、なぜそんな名がついたのか。

その名の由来を紹介する前に、まずは豆の歴史から。
豆の歴史はかなり古く、日本でも縄文から弥生時代に、
大豆やあずきが使われていたようです。

また豆は祝い事や供物、厄払いなどにも重宝され、
その風習は今も全国に残されています。

縁起のいい食べ物としてもおなじみで、おせち料理にも
「マメになる」と、煮豆は欠かせません。
奈良時代には、遣唐使らによって唐菓子がもたらされ、
その中には豆を使った菓子もありました。

やがて江戸時代になり、茶文化の普及とともに和菓子も発展、
江戸時代に砂糖が輸入されるようになって、
本格的な豆菓子が登場することになります。

そして、江戸末期、「甘納豆」の元祖が誕生することになるんです。

この頃、日本橋で創業したお菓子屋さんが、
豆を蜜に漬け込んだ甘い豆菓子を完成させます。

名前は友人のアドバイスにより、静岡の名物煮豆「浜名納豆」をもじり
「甘名納豆」に。これが呼びやすい「甘納豆」になって
広まっていったんですね。


余談ですが、今行われている、札幌雪まつり大通会場西5丁目で
ドイツのお菓子を売っているブースがあるんですけれど、
アーモンドをコーティングしたお菓子が、透明のカップ
(ビアガーデンのプラスティックのカップみたいなので
蓋がついている)に入っていて、モカ、チェリー、チョコなど5
種類の味が層になっている詰め合わせなんです。

これが、結構人気になっているようで、何人もの方に薦められました。
癖になる味です。

それでは、また来週!

  
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