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2007年5月18日

色々なパンのお話

最近パン作りにはまっています。
といっても、まだ、数回しか焼いた事がないんですが、
出来立てのパンは本当においしいですね。
自分で焼いたものなので、かなり
ひいき目も入っているとは思いますが
結構才能あるかも・・、と密かに思ってみたりします。

という事で、今日は色々なパンのお話です。

私が最初に作ったのは、定番中の定番、食パンなんですが
皆さんは、厚切り、薄切り、どちらが好みでしょうか?

日本には「厚切りトースト」が好き
という方はかなりいらっしゃると思います。
が、紳士淑女の国イギリスでは、パンは
薄いものと決まっているようです。
その証拠に、イギリスには、こんな言葉があるんですよ。

「彼女は、透けるほど薄くパンをスライスすることができた」

これは、「どうして、こんなにパンが薄いんだ!」
という皮肉ではなくて、歴とした(れっきとした)
褒め言葉だそうですよ。
パンは薄く切ってこそ素晴らしい!

というわけで、試しにイギリスや香港の英国式ホテルで
朝食にトーストを注文すると、パンが薄くカリカリに焼いてあり
しかも、半分にカットされ、コレをつまんで卵料理につけたり
ジャムを乗せたりしながら頂くのだそうです。
なるほど、これならおのずと、上品な雰囲気が
醸し出されるというわけなんですね。

では、世界のパン。
まずは、ヨーロッパから参りましょう。

焼きたてにこだわるのは、フランス流です。
フランスの住宅街には、いくつものパン屋さんがあって
朝早くから焼きたてのパンを楽しむ事が出来ます。
フランスパン、クロワッサン、ブリオッシュなどが、
フランスのパンですが、このうち甘みがあって、
バターと卵をたっぷり使い
豊かな風合いを楽しめるのが、ブリオッシュです。

マリーアントワネットの結婚でウィーンのパン職人から
フランスに伝えられたといいます。
このブリオッシュ、形が可愛いんですが、
まあるいパンのてっぺんの部分がぽこんと飛び出しているんです。
頭がすごく小さな雪だるまのような形ですね。
これは、フランスの僧侶が座っている形からきたそうで、
そういわれてみると、膝を抱えて
丸まって座っているようにも見えてきます。

続いて、イタリアでは、食事の時にはあっさりとした
白パンを合わせるのですが、菓子パンになると、
卵やバターをたっぷりと使ったり、
ドライフルーツを入れたりして楽しみます。

イタリアのパンといえば、フォカッチャですね。
フォカッチャは、「火で焼いたもの」と言う意味で、
ピザの原型ともいえる円形のパンです。
自宅でパンを焼きたいと思ったとき、フォカッチャは、
比較的時間がかからないパンなので挑戦しやすいですね。

そして、イタリアのサンドイッチのことをパニーニといいます。
ミラノの生まれのパニーニは、「小さなパン」という意味ですが、
丸型のパンに生ハムやモッツァレラチーズなどの具をはさんで食べます。
サンドイッチ用のこの小さなパンには、フォカッチャや、
ホワイトブレッドが使われます。

次にドイツのパンですが、ドイツはパンの種類が
日本以上に多い国としても有名です。
ドイツでは、長年の修行と腕前がなければパン屋さんにはなれません。
まさに職人なんです。本場ドイツのパンは本当においしいです。

そして、パンがなくては始まらないということか、
以前お正月にドイツの友人を訪ねて行ったときに、
全ての店が閉まっているにもかかわらず、
パン屋さんだけは開いていたんですよね。
コレには感動しました。

さて、そのドイツを代表するパンのひとつに、プレッツェルがあります。
不思議な穴があいた形のパンで、かりかりとした食感がビールに良く合います。
このプレッツェルは、中世ヨーロッパでは、パン屋さんのシンボルでした。
語源は、「組み合わせた腕」を意味するラテン語だそうで、
確かに腕組みしているように見えます。

この他、ドイツのパンは山の様に、色々なものがあって、
パン屋さんに売っているパンの種類は、
全部で1200種類もあると言われています。
全種類制覇するのは、なかなか大変そうですね。

では、また来週!


  
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