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2005年11月18日

フォーチュンクッキーのお話

今日はフォーチュンクッキーのお話です。

去年日本で公開された、アメリカ映画「フォーチュンクッキー」の中で
重要なアイテムとして登場したその名も、フォーチュンクッキー。
このクッキーは、薄焼きのクッキーの中に、
運勢の書かれた紙切れが入っているんですが、
映画の中では、この紙に書かれているお告げを読んだ母娘の体が
入れ替わってしまいまったく正反対でいつもぶつかり合ってる母娘が
理解しあえるようになるというストーリー。

中身がお母さんの娘が、エレキギターで、ギンギンの演奏をする
シーンが傑作でユーモアたっぷりであったかい気持ちになれる映画でした。

この映画が日本で公開された頃、友人がお土産に
フォーチュンクッキーを買ってきてくれたんです。
なんて書かれていたか・・・。

それは、英文で、しかも、お告げのように書かれていたので、
はっきり言って、勘でしかないんですが
なにか良い未来が待っている・・・と書いてありました。
(注:意味の分からない、英単語も含まれていた・・・)

とにかく、このフォーチュンクッキーは、
アメリカのチャイニーズレストランでは、非常に一般的なものです。
食事のあとのデザートとして、出しているレストランもとても多いんです。

このフォーチュンクッキーのアイデアを生み出したは、アメリカ人でも、
中国人でもなくなんと日本人なんですよ!

その人の名は、マコトハギワラ。

1894年、サンフランシスコのゴールデンゲートパークで
「ジャパニーズ ティー ガーデン」を開いたハギワラさんは、
煎餅を2つに折り、その中に言葉を紙を入れたものを、
お店を訪れたお客さんのお茶請けとして出していたんですね。

これが、フォーチュンクッキーの始まりなんですが、
彼とその家族は特にお金儲けをする気がなく一切の特許を取っていなかったのです。

うーっ!!
もったいない!
大金持ちになれたのに・・・。

でも、ハギワラさんのお陰で、中華料理を食べた後、
運勢を占うという楽しみが出来た訳ですから、
アメリカに住む人にとっては、とてもラッキーでした。

ハギワラさんが、このフォーチュンクッキーを思いついたきっかけとなったのは
日本の神社で新年のお祝いに配られていた、辻占煎餅だといわれています。
あまり広く知られていない辻占煎餅ですが、京都ではよく見られるそうです。
かつては、金運や、商売運が書かれた詩が入っていたんですが
最近では、若いカップルをひきつけるような、
恋愛についての現代文で書かれた文章が入っているそうです。
時代によって、占いのニーズも変わるということですね。


  
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